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レイブラッド陣営(怪獣系) 究極生命体レイブラッド星人/出自不明 H-不明 W-不明 原典は大怪獣バトル 怪獣酋長ジェロニモン/出自不明 H-40メートル W-3万トン 原典はウルトラマン 四次元怪獣ブルトン/出自不明 H-60メートル W-6万トン 原典はウルトラマン他 このページへのコメントは以下へどうぞ レイブラッド星人直下の怪獣達です。結構オリジナル要素入れてきます。 -- クロハガネ (2012-05-07 23 24 51) 名前 コメント
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さらばグリッドマン 武史のコンピューターを支配した魔王カーンデジファーは、ここをホストステーションにして、世界中の、あらゆるコンピューターワールドを操ることが出来るシステムを作り上げていた。その影響で、全世界は大混乱に陥り、人々の家庭までをも混乱させていた。その頃、直人たちは…… ジャンクの地下室。 武史に詰め寄る一平。 一平「お前のせいで、どれだけ人が迷惑をこうむったと思ってるんだ!?」 武史「いじめる…… みんな僕をいじめるんだ。僕は何も悪いことしてないのに……」 一平「お前、まだそんなことを!!」 直人「一平!」 激昂して武史の胸ぐらを掴む一平を、直人が制止する。 直人「どうして君のコンピューターに、カーンデジファーが現れたんだ?」 武史「僕が気に入ったって言って、突然現れたんだ! それから、僕の友達になってくれた……」 ゆか「友達ですって!?」 武史「僕は孤独だったんだ。誰も僕を相手にしてくれなかった。でも、カーンデジファー様は違った。僕を頼りにしてくれたし、力を合わせて戦ってくれた……」 直人「そのために、世界中の人たちがどうなってもよかったのか?」 武史は直人の言葉に動揺する。 ゆか「そうよ! 今、カーンデジファーのせいで世界中が大混乱してるのよ!?」 顔を伏せる武史。 武史「僕は……! 僕だって怖かったさ! だけど、どうしようもなかったんだ!! どうせ僕のせいなんだ。僕が全部悪いんだ!」 直人が泣きじゃくる武史に歩み寄る。 直人「自分が悪いと思うんなら、責任を取ったらどうだ」 武史「責任……?」 直人「君のコンピューターにアクセスして、カーンデジファーの暴走を食い止めるんだ」 迷う武史。だが…… 武史「ダメだ……! 僕には出来ない!」 直人「……仕方がない。ゆか、彼のコンピューターにアクセスしてみよう」 ゆか「えぇ……」 直人たちが席に着いてアクセスに励む。 ただ、それを眺めるしか出来ない武史。 武史の自宅の周りは触手だらけだった。 デジファー「フフフフフ…… 人間どもよ、混乱に陥れ! そしてワシは、この世の支配者になるのだ!! フフフフ……」 地下室。 ゆか「ダメだわ。アクセスできない」 一平「どうして!?」 ゆか「武史君のコンピューターが完全ロックされてるのよ」 一平「くそっ……」 ジャンクのモニターにグリッドマンが出現。 グリッドマン「直人! カーンデジファーは、あらゆるコンピューターワールドを、支配し始めている!」 直人「グリッドマン! ……こうなりゃもう一度!!」 一平「直人、無理すんな! どうやってカーンデジファーに勝つつもりなんだよ?」 ゆか「そうよ。作戦が必要よ」 直人「作戦ったって…… どうすりゃいいんだよ?」 一平「……そうだ! いい手があるぞ。奴をこっちへおびき出すんだ」 直人「おびき出す!?」 一平「へっへっへ、まぁ見てろって……」 その頃、桜が丘の各地では、カーンデジファーがテレビから宣戦布告するのを町の人々が見ていた。 デジファー「世界は既に、このカーンデジファー様の手中にあるのだ! フフフフフフ……」 ところが、突然どこかから歌が聞こえてきた。 『でってってー、デジファー君♪ 地球が欲しいか、やんねぇぞーだ♪』 この歌に笑い出す人々。 デジファー「ん!?」 尼崎「何やこれ!?」 歌を歌っているのは、地下室の一平だ。 一平「やいカーンデジファー! おめぇなんか怖くねぇぞーだ。悔しかったらここまでおいでーだ」 ゆか「ほんとにこれで来るかしら……?」 直人「あいつ、プライドが高いからきっと頭に来てやって来るさ。よーし……!」 直人が一平と交代して、挑発に移る。 直人「コラ、カーンデジファー! 潰れた空き缶みたいな顔して、偉そうなこと言ってんじゃないぞ!!」 一平「デジファーの母さん、デーべーソ! ついでにお前も大デベソ!!」 目に見えて苛立ち始めるカーンデジファー。 一方、翔一家も自宅でこの光景を見ていた。 宗一郎(*1)「何だよ、これ……」 大地(*2)「今の声、一平兄ちゃんに似てたよ」 道子(*3)「なんだか直人みたいな声もしたわよね……」 デジファー「誰だ、ワシを愚弄するたわけ者は!! 発信地などすぐにわかる。息の根、止めてくれるわ!!」 カーンデジファーがパサルート(ワープホール)に入る。 地下室。 グリッドマンが、カーンデジファーがジャンクに向かっていることを察知する。 グリッドマン「奴が来る!!」 一平「カーンデジファー、引っかかったな! ゆか、監禁プログラムの準備!!」 ゆか「OK!!」 直人「グリッドマン、合体だ!!」 グリッドマン「よし!」 一平「直人…… 頼むぜ!」 頷き、アクセプターを構える直人。 直人「アクセス・フラッシュ!!」 武史「あっ!」 直人がグリッドマンと合体。 驚く武史。 武史「あ、あ、あいつがグリッドマンだったのか!?」 ゆか「そうよ。直人とグリッドマンが合体して、あなたが作った怪獣と戦ってたのよ」 武史「あいつが……?」 一平「カーンデジファーが来るぞ!」 カーンデジファーがジャンクのコンピューターワールドに現れた。 そこにグリッドマンも駆けつけ、カーンデジファーに挑む。 チョップ、パンチ、キックの連続攻撃でカーンデジファーを追い詰めるグリッドマン。 カーンデジファーも応戦し、その戦力はまさに互角だ。 デジファー「ここは貴様のアジトだったのか……!!」 グリッドマンがカーンデジファーを取り押さえる。 一平「ゆか、今だ!」 ゆか「監禁プログラム、発射!」 監禁プログラムがカーンデジファーを包み込む。 デジファー「な、何!?」 ゆかがフロッピーを入れる。 ゆか「ディスク、セット完了!」 一平「デジファーめ、フロッピーディスクに閉じ込めてやる!」 デジファー「こんな手に引っかかる…… ワシではない!!」 カーンデジファーが監禁プログラムを力ずくで引きちぎり、必殺光線・デジファービームを浴びせる。 苦しむグリッドマン。 ゆか「あっ、グリッドマンが!」 一平「ちっくしょう…… こうなりゃゆか、アシストウェポンを総動員だ」 ゆか「えぇ」 画面にアシストウェポンセレクターが表示。 バリアーシールドが転送される。 ゆか「バリアーシールド、転送!」 グリッドマン「バリアーシールド!!」 グリッドマンがバリアーシールドからプラズマブレードを抜く。 カーンデジファーも魔王剣デジファーソードを出現させる。 2本の剣が互いにぶつかり合う。 カーンデジファーが宙に浮いてグリッドマンを攻撃。 グリッドマンが不利になる。 ゆか「グリッドマン!!」 デジファー「貴様たち、ワシを愚弄した罪、重いぞ!! ……ん?」 カーンデジファーが武史の姿を認める。 怯える武史。 デジファー「貴様、こんなところで何をしている!? このワシを裏切って、グリッドマンの手先に成り下がったか!!」 武史「ぼ、僕は……」 デジファー「ぬうっ。うるさい、この愚か者めが!!」 カーンデジファーの電撃が武史に浴びせられる。 武史が倒れる。 ゆか「武史君!」 一平「ゆか、こっちだ」 一平にも電撃が浴びせられる。 一平「うわあああ!!」 グリッドマンへの攻撃はまだ続く。 机を盾にして、部屋の隅に隠れる3人。 ゆか「一平、大丈夫?」 一平「あぁ…… それよりお前、大丈夫か?」 武史「な、何で僕のために……?」 ゆか「私たちはあなたを救いたいのよ。……いいえ、あなただけじゃない。世界中の人を助けたいの……」 一平「お前だって、カーンデジファーにこのまま好き勝手やらせていいとは思ってないだろ!?」 カーンデジファーはジャンクのコンピューターワールドを次々と破壊。 それに連動してアシストウェポンセレクターが崩れ、消滅していく。 一平「あっ、アシストウェポンが!!」 ゆか「ダメだわ、プログラムが全部破壊されてる!」 2人でジャンクを操作するが、反応はない。 ジャンクから火花が散る。 既にグリッドマンのパワーがダウンしているのだ。 ゆか「きゃあっ!!」 一平「ゆか!!」 カーンデジファーによって、ジャンク内部が破壊され、グリッドマンのパワーとエネルギーは、急速に消耗していた! ジャンクから火花が散り続ける。 一平「グリッドマン、どうした!? 立ち上がってくれ!!」 デジファー「ハハハハハ!! ワシは貴様たちの世界に、更なる恐怖を巻き起こしてやる!! ふっはっはっはっはっ!!」 ゆか「『更なる恐怖』……?」 武史「もしかしたら……」 一平「もしかしたら、何だよ!?」 武史「カーンデジファーは、コンピューターワールドから外へ出ようとしてるのかもしれない」 ゆか、一平「ええっ!?」 デジファー「武史よ。今、貴様のコンピューターは、世界中のコンピューターを狂わせ、更にワシが外へ出る準備を、着々と行っているのだ。フフフフフフ……!!」 武史の家から触手がどんどん伸びていく。 人々はそれを見ながら怯えていた。 テレビ局の車も到着。 尼崎巡査が人々を下がらせる。 デジファー「フフフフ、ハハハハハ……」 グリッドマン「カーンデジファー…… 貴様の思い通りには、させん!!」 デジファー「ふん! まだそんな元気があったのか」 とどめを刺そうと迫るカーンデジファー。 するとグリッドマンはパサルートに入り、どこかに向かう。 デジファー「逃げるのか!!」 カーンデジファーも後を追う。 デジファー「待て!!」 一平「グリッドマン、どこへ行くつもりなんだ!?」 ゆか「武史君のコンピューターよ」 一平「ロックされてるんじゃなかったのか!?」 ゆか「カーンデジファーがここへ来たパサルートが開いてたのよ!」 2人は武史のパソコンのコンピューターワールドに到着。 グリッドマンは武史のコンピューターを修復しようとしていた。 デジファー「貴様ァ!!」 グリッドマンは、武史のコンピューターを修復することで、世界の混乱を止め、カーンデジファーが外に出るのを食い止めようとした! 一平「何とかしてグリッドマンを助けなきゃ!」 ゆか「わかってるわよ。だけど……」 パワーダウンで不利なグリッドマンはピンチに陥る。 すると武史が立ち上がり、ゆかを押しのけて席に座る。 一平「あっ!」 ゆか「な、何するのよ!?」 武史「僕に考えがあるんだ!」 一平「考えって、何だよ!?」 武史「僕のコンピューターのプログラムを全て消去するんだ。そうすれば、カーンデジファーが外に出るのを阻止できる!」 一平「そうか!!」 武史「カーンデジファーは、僕の心の醜さに引き寄せられてきた怪物なんだ…… 奴を倒さない限り、僕は立ち直ることが出来ない!!」 武史の頬を一筋の涙が伝う。 武史の家の前には、更に大勢の野次馬が殺到。 霊媒師が除霊などしていた。 尼崎「危ないですから下がって、下がって!」 その時、1本の触手の先端が花のように開き、コンピューターワールド内の映像が映し出される。 大地「あっ、グリッドマンだ!!」 尼崎「えっ!? ほんまや!!」 レポーター「皆さん、信じられないようなことが目の前で起こっています。これが今、現実に起こっていることとはとても思えません!! 地球征服を宣言したカーンデジファーと、グリッドマンが戦っています!!」 良枝(*4)「馬場さん、あれは一体!?」 彩子(*5)「私たちも全然わからないんですよ!」 寛司(*6)「もしかして…… コンピューターワールドっていう世界に通じてる、穴かもね」 良仁(*7)「じゃあ、あの怪物はこっちに出てくる…… かも……?」 一同「ええっ!?」 尼崎「何やて!?」 良仁「これは面白い…… 地球外生命とファーストコンタクトですか……! うーん、わくわく」 カナ(*8)「グリッドマンは中で大変なのよ!?」 大地「頑張れ!!」 寛司「ファイト、連発ー!!」 カーンデジファーの猛攻にダウンするグリッドマン。 デジファー「貴様の首、表の世界の土産にしてやろう!!」 デジファーソードを振り下ろすカーンデジファー。 グリッドマンが真剣白羽取りでデジファーソードを押さえる。 デジファー「何っ!?」 地下室。 ジャンクは既に限界を迎え、今にも爆発しそうだ。 一平「まだか!?」 ゆか「早くしないとジャンクが爆発しちゃうわ!!」 武史「僕のコンピューターは、カーンデジファーごと破壊させる。破壊プログラム…… もうすぐ完成だ」 ようやくプログラムが完成。 武史「出来た!」 ゆか「もしかして…… このプログラムを送り込んだら、グリッドマンまで消えちゃうんじゃないの……?」 武史「かもしれない……」 ゆか「ええっ!?」 一平「何言ってんだよ!? グリッドマンだけじゃねぇぞ! 直人の命も懸かってんだぞ!!」 グリッドマンの額のランプが点滅。 もはや、直人とグリッドマンの命は風前の灯火である。 ゆか「やるしかないわ……」 一平「え……?」 ゆか「今はグリッドマンと直人を信じるのよ…… 直人なら、きっとうまく逃げてくれる」 武史「そう…… 今は信じるしかないんだ!」 グリッドマンは力を振り絞って立ち上がり、デジファーソードを叩き折る。 一平「よし、グリッドマンが自由になった!」 武史「破壊プログラムを送るなら今だ!!」 一平「ゆか……」 ゆか「……」 ゆかが頷き、そしてエンターキーを押す。 破壊プログラムが転送される。 ゆか「……直人」 カーンデジファーがグリッドマンを後ろから押さえる。 デジファー「えぇい、しぶとい奴! 貴様を表の世界へ放り出し、息の根を止めてやる!!」 カーンデジファーがグリッドマンと一緒に現実世界に出ようとしている。 現実世界。 大地「あっ! カーンデジファーが外へ出ようとしてる」 レポーター「この世界に出てこようとしていまーす!!」 逃げる野次馬。 良仁はただ1人見ていた。 良枝「良仁ちゃん! 早く、早くいらっしゃい!!」 無理やり良仁を連れていく良枝。 コンピューターワールドに破壊プログラムが飛来。 グリッドマンがそれを受け止める。 破壊プログラムからエネルギーが流れ込む。 デジファー「おおおっ!! これは……!?」 破壊プログラムの光は、次元の穴を通って現実世界をも照らし出す。 良仁「この光量は、2万ルクス以上ありますよ!」 大地「穴が小さくなっていくよ!」 穴が消え、触手が枯れていく。 一平「やったぁ!!」 武史「成功だ!!」 ゆか「グリッドマン、早く脱出して! じゃないと消されちゃう!!」 コンピューターワールドが消滅し始める。 デジファー「うおっ、うわあああ!! おのれグリッドマン! こうなれば貴様も地獄へ、道連れにしてやる!!」 グリッドマン「グリッド……ハイパー・ビ──ム!!」 グリッドハイパービームが炸裂! デジファー「ぐわあああ!!」 カーンデジファーが消滅。 しかし、コンピューターワールドも……。 一平「やべーぞ!!」 ゆか「直人──!!」 グリッドマンはコンピューターワールドもろとも消えてしまった。 武史「あっ……」 一平「グリッドマンが…… 直人が死んだ……」 ゆか「そんな……」 ゆかが泣き崩れる。 悲痛な3人。 ジャンクから起動音が鳴る。 そこにいたのはなんと、グリッドマンだった。 一平「グリッドマンが生きてた!!」 ゆか「直人……!!」 ゆかが涙を拭う。 町では、一同がグリッドマンの勝利に喜んでいた。 彩子「勝ったのね? 勝ったのね!?」 大地「そうだよ、グリッドマンがカーンデジファーをやっつけたんだよ!!」 寛司「ハッハッハ。立派、立派!!」 良枝「さすがグリッドマンですね!!」 良仁「惜しいですね。人類にとって貴重な研究材料が……」 尼崎「残念やったな!」 カナ「あっ、母ちゃん泣いてる!」 彩子「もう、だってあたし嬉しくって!」 寛司「母ちゃん、泣くなよ! ハッハッハ!!」 拍手でグリッドマンを称える人々。 レポーター「皆さん! ご覧になりましたか!? 我らのヒーロー・グリッドマンが、にっくきカーンデジファーを倒したのです。私たちの平和は守られたのです!! 以上、現場から原がお送り致しました……」 一同「グリッドマン! バンザーイ!!」 大地、カナ「グリッドマーン!!」 翔家でも、宗一郎・道子夫婦が喜んでいた。 2人「やった──っ!!」 道子「あなたぁ、よかったー!! ねぇねぇねぇ、これでもう、妙な事件に悩むこともないわよ!!」 宗一郎「そうだね、そうだねぇ!! どうだママ…… お祝いに、一杯行こうか!」 道子「……いいわね!」 地下室。 直人、ゆか、一平、武史が手を合わせる。 ゆか「直人……」 一平「心配させやがって、お前は」 直人「ははは……」 グリッドマン「直人、一平、ゆか…… そして武史君! ハイパーエージェントを代表して、君たちの協力を感謝する! 魔王カーンデジファーは消滅した。私は、これからハイパーワールドへ帰還しなければならない」 直人「えっ、帰っちゃうの……?」 グリッドマン「私の使命は終わったのだ…… 一平君の天才的なひらめきと勇気は、いつまでも失わないでほしい!」 グリッドマンの言葉に照れる一平。 グリッドマン「ゆかちゃん…… 君の優しさと、冷静な判断にはずいぶん助けられたよ」 ゆかが笑みを浮かべる。 グリッドマン「武史君、もう君は独りじゃない。これからは、みんなと力を合わせ、未来を切り開いていくんだ!」 武史が笑顔で頷く。 グリッドマン「直人…… 本当によく戦ってくれた。君がいなかったら、私は任務を成し遂げることが出来なかっただろう。ありがとう!」 直人も頷く。 グリッドマン「私は君たちから教えられた。それは、本当に信頼できる友達を持つことが、最強の武器だということを!! それじゃあ、みんな…… 元気で!」 武史、一平「さよなら……」 ゆか「グリッドマン、さよなら」 直人「さよなら……」 グリッドマンはパサルートを通り、そして空の彼方へと消えていった。 直人たちも外に飛び出し、それを見送る。 一平「行っちまったぜ……」 武史が何かを取り出し、破る。 ……第1話で、ゆかに渡そうとしていたラブレターだ。 直人「何だい、それは?」 武史「……もういいんだ。君たちが、友達になってくれるなら」 ゆか「もう友達じゃない!」 一平「ただし、もうあんま根暗なことすんなよな! お前、陰険そうだから……」 武史「……そういうこと言うと、またカーンデジファーを呼び出すぞ!」 直人「何だって!?」 身構える3人。 しかし、武史はすぐ笑顔に戻って…… 武史「……冗談だよ、冗談!」 一平「脅かすなよ~!」 笑い合う一同。 空に星が光り、ハイパーワールドがそこに重なる。 ゆか「ありがとう!」 一同「グリッドマ──ン!!」 おわり
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危うし地球!悪臭怪獣スカボーン登場 直人たちの住む町・桜が丘では、ゴミ処理場の原因不明の故障により、ゴミが回収されなくなっていた。 ゴミ置き場で大量のゴミが悪臭を放ち、ハエがたかる。直人の父・宗一郎が顔をしかめている。 宗一郎「くっさいなぁ~! 何だよ、これ? まぁ、どこもかしこも、もうちょっと綺麗に、なんとか格好だけでも整理でもしなさいよ!」 道に転がるゴミ袋を、なんとかゴミの山の上に積もうとするものの、ゴミが彼目がけて崩れ落ちる。 宗一郎「わぁ、ちょっとぉ!?」 一平の両親・寛司と彩子も、ゴミを捨てようとするものの、ゴミ置き場は既にゴミの山。 寛司「母ちゃん、このゴミどうすんの?」 彩子「だって、家ん中に置いとくと、臭くて」 寛司「だけど、捨てるわけにはいかないだろう? 清掃局がゴミ集めをやめたんだから」 彩子「もう! いつになったら、焼却炉の故障ってのが直んのよ!?」 寛司「そんなことは俺にはわかんねぇよ」 彩子「もう、しょうがないわねぇ……」 彩子が何かを思いついた様子で、ゴミ袋を抱えて駆け出す。 寛司「母ちゃん、どこ行くの? 母ちゃん!?」 しばらくして、一平が自作パソコン・ジャンクのある地下室を訪れると、そこには彩子が運び込んだ大量のゴミ。 一平「わぁっ!? ひっでぇ、ゴミ捨て場にしやがって!」 武史の家。 彼のパソコンの中で、魔王カーンデジファーがほくそ笑んでいる。 デジファー「フフフフ、順調な滑り出しだな」 武史「ゴミと人間は切っても切れない関係。人間どもを苦しめまくること、間違いなしです」 デジファー「見事だぞ、武史」 武史「最高の自信作なんだ!」 パソコンの画面の中。 ゴミ処理場のコンピューターワールドに、武史の作った怪獣が潜んでいる。 武史「『悪臭怪獣スカボーン』。焼却炉がゴミを焼き始めるとすぐさま反応して、体から高熱と凄まじい悪臭を放するようにインプットしたんだ」 デジファー「今度こそ、グリッドマンにジャマされずに済むのだな?」 武史「怪獣スカボーンは、焼却炉温度制御プログラムのバグにカモフラージュしてありますからね」 デジファー「フフフフ! いかにハイパーエージェントであろうとも、それを見破ることは──」 武史「出来るわけありません! グリッドマンが気づかぬうちに、ジワジワジワジワ、世界中を鼻が曲がるほどの悪臭で覆い尽くしてやるんだ」 デジファー「とうとうワシが人間どもを、支配する日がやって来るのだな?」 武史「その通り。僕ってやっぱり、天才さ」 前髪を掻き上げてほくそ笑む武史。 町中を行く直人、一平、ゆかの3人。 一平「ジャンクの部屋、ゴミ置き場にされてさぁ。しょうがねぇから片づけたんだ、俺の部屋に」 直人「どうせいっつもゴミ置き場みたいじゃん、一平の部屋は」 一平「そこまで言うか?」 傍ではゴミの山が、悪臭を放っている。 ゆか「それにしても、この臭い! マスクでもしなきゃ息が出来なくなりそうだわ」 そこに、大掛かりな防臭マスクをつけた武史が現れ、ゆかにもマスクを差し出す。 武史「こ、これを!」 一平「……何だ、こいつ?」 武史「強力な防臭マスクですよ」 ゆか「わぁ~、すごいタイミング!」 武史「そんなに感心しないでほしいなぁ~! まぁ、僕ほどの天才は……」 自分に酔って気取る様子の武史を尻目に、ゆかは直人に話しかける。 ゆか「マスクの話をしてたところなのよね、直人」 直人「ちょうどいいじゃん。ゆか、貰っとけよ」 ゆか「でも、私にだけなんて……」 直人「まぁ、いいから」 ゆか「でも、大げさすぎない?」 直人「そんなことないって!」 武史「マ、マ……」 一平「『マスクをあげた僕の立場はどうなんの?』」 図星を突かれ、動揺する武史。 一平「わかってるって。俺もいつも独りぼっちよ」 武史「……わかるもんか! 君なんかに、僕の気持ちが!!」 武史が駆け去る。 ゆか「あら?」 一平「あいつも独りぼっちなのよ」 自宅に戻った武史が、怒りに燃えてパソコンのキーを叩き始める。 武史「くそっ! ジワジワなんて甘いことはやめて、強烈に臭い思いをさせてやる! 井上ゆか、君が悪いんだからな」 姿を隠していた怪獣スカボーンが、実体を現した。 武史「悪臭怪獣スカボーン、隠密作戦は変更だ。思いっきり暴れてやれ!!」 スカボーンが派手に暴れ始める。 それに連動して、ゴミ処理場の煙突から赤い煙が吹き上がり、町中へと広がって行く。 人々「わぁ!?」「くさぁ~い!」「何これぇ!?」「ゴホ、ゴホッ!」 直人「なんだ、この赤い煙は?」 一平「くっせぇ~!」 直人「ゆか、マスクしろよ」 ゆか「ありがとう」 ゆかに武史が渡した防臭マスクを着けてあげる直人。 一平「直人、あそこだ、見ろよ! あの煙突だ!」 直人「ゴミ焼却炉の煙突だ!」 ゆか「まさか、カーンデジファーの仕業?」 直人のアクセプターが鳴り出し、危機を知らせる。 直人「急ごう!」 ゆか「了解!」 悪臭の煙は一平の家の、寛司と彩子のもとにも。 彩子「あら? 父ちゃん、赤い煙が……」 煙をまともに吸った彩子が、あまりの悪臭に倒れる。 寛司「母ちゃん、どうしたよ? ……大丈夫か、母ちゃん!?」 彩子「……臭い! うわぁー!!」 寛司「ああっ、たまらん!!」 地下室へ入る直人たち。 ジャンクのモニターにグリッドマンが出現。 グリッドマン「直人! 桜が丘ゴミ処理場のメインコンピューターだ!」 直人「よし…… アクセス・フラッシュ!!」 画面の中に飛び込んだ直人がグリッドマンと合体し、コンピューターワールドへ飛び立つ。 そしてゴミ処理場のコンピューターの中に降り立ち、暴れ回るスカボーンに立ち向かう。 武史「やっつけるんだ、スカボーン! お前ならやれる」 パンチとキックの応酬。次第にグリッドマンが優勢に。 武史「あぁっ!? 何をしている、スカボーン!? 馬鹿! スカボーンの馬鹿!」 デジファー「馬鹿は貴様だ!!」 武史「……!?」 デジファー「貴様こそ何をしているのだ、武史!?」 カーンデジファーは激怒している。 武史「ぼ、僕……」 デジファー「スカボーンを暴れさせる計画はなかったはずだ。だからこそグリッドマンにも気づかれぬはずではなかったのか!?」 武史「そ、それは…… その……」 グリッドマンの一方的な攻撃が続く。スカボーンは完全に圧倒されている。 デジファー「ぬうっ、計画が台無しではないか! どうせまた、一時の怒りに我を忘れたな? うつけ者が!!」 武史「井上ゆかが悪いんだ……」 町中で人々が悪臭に倒れ、尼崎巡査ら警察が必死に人々を救おうとしている。 尼崎「みんなぁ、大丈夫かぁ!? 今、助けてやるからなぁ!」 女性市民に酸素を供給する尼崎巡査。 一方、警官の一人が煙をまともに吸って倒れる。 尼崎「立つんやない! 屈むんやぁ!! ……くそぉ、あかんなぁ。こないな酸素ボンベじゃ、どうにもならんがな!」 コンピューターワールドでは、スカボーンが悪臭の煙を放ってグリッドマンに反撃する。 ゆか「一平……」 一平「よし、ダイナドラゴンを送ろう」 ゆか「OK!」 ジャンクの画面にアシストウェポンセレクターが表示。 ゆか「ダイナドラゴン、出撃!」 ジャンクから発進した恐竜ロボ・ダイナドラゴンがグリッドマンに加勢し、スカボーンに火炎攻撃・ドラゴンファイヤーを見舞う。 スカボーンの、悪臭の煙を放つ尻尾が粉砕される。 一平「グリッドマン、竜帝合体だ!」 グリッドマン「よし!!」 グリッドマンがダイナドラゴンと合体、キンググリッドマンとなる。 キンググリッドマン「合体竜帝・キンググリッドマン!!」 キンググリッドマンが強力な攻撃を次々に繰り出し、スカボーンを追いつめていく。 デジファー「むぅ~っ…… 武史! 最高の自信作だと!? これがか!? 馬鹿者めがぁ!!」 怯える武史。 キンググリッドマン「キンググリッド……ビ──ム!!」 とどめの必殺技が炸裂し、スカボーンが跡形もなく消滅する。 武史「あぁっ……!」 デジファー「ぐぬぬ……!! 今度という今度は愛想が尽きたぞ、この能無し!!」 武史「ど、どうかお許しを!」 怪獣が倒れ、ゴミ処理場のコンピューターも修復され、悪臭の煙も消えてゆく。 デジファー「貴様の顔など二度と見たくない! 出てゆけ!!」 カーンデジファーがパソコンの中から電撃を放ち、武史がパソコンの前から吹っ飛ばされる。 デジファー「お前などもういらん!!」 武史「そ、そんな! カ、カ、カーンデジファー様ぁ…… ど、どうか、お傍に置いてください! 僕を見捨てないで!!」 デジファー「くどぉい!!」 電撃が何度も炸裂。 デジファー「……失せろ!!」 武史がたまらずに、部屋を飛び出す。 デジファー「イライラする奴め。もはや、あんな能無しの手を借りずとも、コンピューター操作など、ワシ1人で出来るのだ!!」 武史のパソコンのキーが、ひとりでに動き始める── 町中ではゴミ処理場の稼働が再開したことで、ゴミの山も回収され始めている。 ゆか「危機一髪だったわよね。もしゴミ焼却炉が爆発したら、大変な被害だったわよ」 一平「カーンデジファーの野郎、頭に来るよなぁ。ったく」 直人「ずる賢くターゲットを選んで、人間や地球のウィークポイントを突いてくるようになった。ぞっとするぜ」 武史が1人、落ち込んだ様子で佇んでいる。 ゆか「ねぇ。あの人、さっきの……」 直人「あぁ」 一平「えらい孤独っぽいなぁ」 ゆか「マスクのお礼、言わなきゃ」 ゆかが武史に駆け寄る。 ゆか「さっきはありがとう!」 振り向いた武史は、涙をこぼしている。 武史「……僕を見るな! 見ないでくれぇ!!」 武史が頭を抱えて逃げ出す。 一平「何で逃げんだぁ?」 直人「様子がおかしいな……」 一平「いつも変だぜ、あいつは」 ゆか「彼、泣いてたわ…… なんだか気になる」 ゆかが武史を追う。 直人「おい、待てよ、ゆか」 デジファー「人間どもの世界など、すでに熟知しておる! グリッドマンさえ亡き者にすれば、ワシの望み通りになるのだ。グリッドマン、楽しみにしておれ! フフフフ……!!」 町外れで泣き崩れる武史のもとへ、直人たちが駆け寄る。 武史「うっ、うっ……」 一平「痙攣してるぜ、こいつ……」 直人「……おい?」 武史「うっ、うっ…… つ、次こそ最強の怪獣を、カーンデジファー様……」 直人「えっ!? 『カーンデジファー』!?」 一平「ああ、確かにそう言ったぜ!」 ゆか「どういうこと?」 直人「おい! カーンデジファーがどうしたって!?」 うずくまって震え、何も答えない武史。 一平「はっきり答えろ!!」 武史「ひぃ……!」 桜が丘。ビルの壁面のテレビ画面が、カーンデジファーの映像に切り替わる。 そして空が黒雲に閉ざされてゆく。尼崎巡査や町の人々がそれに驚く。 デジファー「フフフフ……! 人間どもよ、とうとうこの時が来た」 尼崎「な、何や!?」 直人の家でも、両親の宗一郎と道子、弟の大地が空の異変に驚いている。 宗一郎「あらら? 『天、にわかにかき曇り』…… ママ、ちょっと! 嵐が来そうだ、嵐が!」 道子「変ねぇ? 天気予報じゃそんなこと言ってなかったわよ?」 大地「あっ! ママ、大変だ! テレビ、テレビ!」 宗一郎「えっ?」 道子「どうしたの? ……あらぁ!?」 宗一郎「あっ、カーンデジファーだ! カーンデジファーがテレビ乗っ取ってる!!」 道子「あなたぁ!」 デジファー「すべてのコンピューターワールドは、このワシが支配する! フフフフフ……!!」 直人「すべてのコンピューターワールドを支配!?」 一平「どういうことなんだ!?」 ゆか「わからないわ」 武史「カーンデジファー様……!」 デジファー「覚悟するがいい! 貴様たち人間は、全能なるこのカーンデジファー様にひれ伏す運命なのだ!」 テレビ画面がニュースの画面に戻る。 『緊急ニュースです! ただ今、カーンデジファーによる電波ジャックがありました。今、各地でデジファーによるコンピューター異常とみられる大混乱が起きている模様です。各地で電車が暴走を始めている模様。追突や正面衝突のニュースが入電されています。工場地帯では、あの悪夢(*1)が繰り返されようとしています。ここ桜が丘でも、中央総合配送センター・電話局・水道局などで、次々とコンピューター異常が発生しています』 道子「パパぁ……」 大地「どうなるの?」 宗一郎「いや、こりゃあ大変なことになった!!」 武史「僕こそ天才・藤堂武史が、魔王カーンデジファー様の頭脳だったんだ!」 一平「何てこった! それじゃ今までコンピューターワールドで暴れまくっていた怪獣は、全部…… お前が作ったってのか!?」 直人「そうか! カーンデジファーは君のパソコンに巣食っていたのか」 ゆか「……わかった!」 一平「何が?」 ゆか「カーンデジファーが『すべてのコンピューターワールドを支配した』って言った意味よ。つまり、彼のパソコンがホストステーションになってるってことよ!」 直人のアクセプターが鳴り出し、危機を知らせる。 一平「直人、早く行け! 俺はこいつの部屋のパソコンの電源を切ってから行く」 直人「わかった。急ごう、ゆか!」 ゆか「えぇ!」 一平「さぁ、案内しろよ!」 武史「嫌だ! カーンデジファー様に怒られる」 一平「馬鹿野郎! 早く!」 武史「ひぃ~っ!?」 直人とゆかは、ジャンクの地下室へ戻る。 グリッドマン「直人! あらゆるコンピューターワールドで、無差別に異常が発生している!」 直人「ついにカーンデジファーのアジトを突き止めたよ、グリッドマン!」 グリッドマン「やったな、直人! 行くぞ!」 直人「よし。アクセス・フラッシュ!!」 グリッドマンが直人と合体してコンピューターワールドへ降り立ち、カーンデジファーに立ち向かう。 デジファー「フフフフ…… 対決の時が来たな、グリッドマン!」 グリッドマン「カーンデジファー、逮捕する!!」 デジファー「何? 出来ると思うのか…… ハイパーエージェント!!」 グリッドマン「それが…… 私の使命だ!!」 武史の家。 一平は武史を無理やり、彼の部屋へ引っ張ってゆく。 一平「来いよ、早く! 早くしろって!」 武史「嫌だ、嫌だ! ……あっ!?」 武史のパソコンが歪み、奇怪な形に変形し、植物の根のような触手が生え始めている。 一平「何なんだ、これは……!?」 武史「ぞ、増殖してる……」 一平「増殖!? こりゃ、機械だぞ!? んな馬鹿な……」 触手が火花を散らしながら、一平たちに迫る。 一平「わ、わぁ~っ!?」 慌てて逃げ出す2人。 コンピューターワールドでは、グリッドマンとカーンデジファーの凄まじい戦いが続く。 デジファー「お遊びは終わりだ、グリッドマン!!」 グリッドマン「ネオ超電導キ──ック!!」 カーンデジファーの必殺光線・デジファービームをジャンプしてかわし、その勢いでネオ超電導キックを繰り出すグリッドマン。 しかしカーンデジファーも体を瞬時に分解し、キックを回避する。 一平は武史を連れたまま、ジャンクの部屋へ戻って来る。 一平「ダメだ! こいつのパソコンに近寄ることも出来ねぇよ!」 ゆか「どういうこと!?」 一平「気味悪いったらねぇよ。パソコンから根っこみたいなのが、もうグニグニグニグニ……」 ゆか「えっ?」 一平の発言に、信じられないといった表情を浮かべるゆか。 デジファー「グリッドマン、貴様をこの世から抹殺してやる! ぬああああっ!!」 カーンデジファーの砂嵐攻撃がグリッドマンに炸裂! ジャンクの警報音が鳴り響き、火花が散る。 ゆか「あぁっ! グリッドマンのエネルギーが!」 一平「やばい!」 武史「こ、ここはグリッドマンの基地か!?」 一平とゆかは武史を無視してグリッドマンを応援。 ゆか「グリッドマン、しっかり!」 一平「がんばってくれ! 負けるわけにはいかねぇんだよ!」 武史「こ、これが……? これが、僕の敵だったというのか? こんな、こんなボロいコンピューターが……?」 一平「ジャンクに触んな!! 俺たちの命だぜ!?」 武史「ふん…… グリッドマンはカーンデジファー様に負けるさ」 ゆかが武史に、平手打ちを見舞う。 ゆか「目を覚ますのよ、武史君!」 武史「……ぶったね? 僕をぶった!!」 ゆか「あなたが本当に天才なら、カーンデジファーに操られたり、地球を征服されて平気なわけがないわ!」 カーンデジファーの連続攻撃にグリッドマンが苦しみ、額のランプが点滅。 ジャンクの警報音も、ますます激しく鳴り響く。 デジファー「フハハハハ…… 貴様もこれで終わりだ!!」 グリッドマン「ぐぅっ! ぐわぁっ!!」 一平「そんな馬鹿、ほっとくんだ!」 ゆか「私…… つい、直人が…… 私たちがどんな気持ちで戦ってるのか、わかってもらいたくて……」 一平「エネルギーが足りない。グリッドマンを呼び戻さなければ」 ゆか「わかったわ。グリッドマン、還って来て! このままじゃ消去されちゃう!」 一平「緊急避難だ! 地球のために戻るんだ!!」 パサルート(ワープホール)が開き、グリッドマンがコンピューターワールドから飛び去る。 デジファー「むっ!? 逃げるのか、グリッドマン!?」 武史「……井上ゆか」 ゆか「何よ……」 一平「……この野郎!」 武史につかみかかる一平。 武史「やっぱり、君は…… 僕のことを……」 ゆか「私が? 何なのよぉ!?」 武史「君のビンタに…… 愛を感じた!」 グリッドマンから分離した直人がジャンクの前に現れ、息を切らしながら崩れ落ちる。 直人「ハァ、ハァ……」 ゆか「大丈夫!?」 一平「しっかりしろ!」 ゆか「直人、大丈夫!?」 直人「あぁ…… ハァ、ハァ……」 直人の汗を拭うゆか。 一平は再び武史に食って掛かる。 一平「何が愛だよ、この能天気野郎! お前なぁ、今がどんな時だかわかってんのか?」 武史「どいてくれ! 僕はゆかさんにお話が……」 一平「直人を見ろ! あいつが命賭けてんのがわかんねぇのか!? いつだって、どんな怪獣と戦う時だって、直人は必死に戦ってきたんだ!!」 武史「僕はゆかさんに!」 一平「馬鹿野郎っ!!」 今度は一平が、武史を殴り飛ばす。 ゆか「一平、やめて!」 武史「ぼ、僕は…… 僕は……! 僕はずーっと独りぼっちだったんだ!! うっ、うぅっ……」 子供のように泣き出す武史。 デジファー「おのれぇっ! グリッドマンの息の根を止め損ねたか…… だが! これでワシの天下だ…… フフフフ、偉大なる魔王・カーンデジファー様の力、思い知ったか、人間どもよ! フフフハハハハハ……!!」 グリッドマンは、カーンデジファーの地球征服を、阻止出来るのだろうか?我々人類の未来はどうなる?危うし、地球! つづく ※ この続きは電光超人グリッドマンの最終回をご覧ください。
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【名前】 ブラッド星 【読み方】 ぶらっどせい 【登場作品】 仮面ライダービルド 【名前の由来】 血(英:BLOOD) 【詳細】 エボルト/仮面ライダーエボルを始めとするブラッド族の故郷。 エボルトの兄であるキルバス/仮面ライダーキルバスによって滅ぼされており、既に存在しない星となっている。 パンドラボックスは元々この星で作られたもので、Vシネマの過去回想を見る限りその星の住人は一般的なヒューマノイドタイプとは大きく異る姿をしているようだ。
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決戦!ヒーローの最期〔前編〕毒煙怪獣ベノラ登場 直人たちの住む町・桜が丘は、直人たちとグリッドマンの活躍により、表向きは平和が保たれていた。 一平「いい天気だなぁ~。このままどっかにツーリングでもしたいぜ」 ゆか「ダメよ。英語の宿題があるでしょ?」 一平「わかってるけどさ、青空が俺たちを呼んでるんだよな~」 直人「そう! 『遊びにおいで』ってね」 ゆか「何言ってんの。『少年老い易く学成り難し』って言うでしょ?」 一平「『小便漏れやすいガキになりたい』……?」 ゆか「……どう聞き間違えばそうなるのよ。若いうちに勉強しとかなきゃ、あっという間に年を取っちゃうってことよ」 直人「だからって、こんないい天気なのに」 一平「そうそう。明日この空が曇って、永遠に青空が見えなくなるかもしれないんだぜ?」 ゆか「そんなこと、あるわけないでしょ?」 直後、何かを見つけた一平が急に血相を変えて自転車を走らせ始めた。 後を追う直人とゆか。 3人が向かった先では、なじみの中古電器屋が閉店の準備をしている。 一平「おじさん! どうしたの?」 店主「ああ、一平くん。ご覧の通り、店じまいだよ」 一平「店じまい? なんで……」 店主「最近、コンピューターの異常でよく事件が起きてるだろ? そのおかげでコンピューターは売れないし、返品が多くて商売にならないんだよ」 直人「コンピューターの異常って……」 ゆか「カーンデジファーだわ」 店主「えっ? カーン何?」 ゆか「あっ、いえ…… 別に」 一平「いや、店じまいされたら俺たち困るよ。これから『ジャンク』のパーツ、どこで手に入れたらいいんだよ?」 店主「そう言われても仕方ないんだ…… 悪いな」 一平「そうか…… 仕方ないか…… じゃあ、元気でね」 肩を落として立ち去る3人。 店主も寂しそうだ。 直人「どこか新しい店探してくれよ」 一平「そう言われても困るよ」 そう言い合いながら3人が通りかかった先では、引っ越し業者が作業するのを横目に、小金村巡査が主婦たちと立ち話をしている。 主婦A「あのご家族、とうとうこの町を離れる決心をしたんですって」 主婦B「だって、この半年の間、妙な事件が立て続けに起こりましたものね。ほら、スーパーがパニックになったり(*1)、水道から塩酸が流れたり(*2)……」 主婦A「そうよ! お巡りさん、いったいどういうつもりなんですの? あたしたちだってこのままじゃ、安心して生活もできないわ」 主婦B「なんとか事件を未然に防ぐ方法はなかったのかしら?」 小金村「い、いや、桜が丘署としましても、こればっかりは……」 主婦A・B「こればっかりはって、いつもでしょ!?」 小金村「い、いや、興奮しないでくださいよ、奥さん方!」 詰め寄られる小金村巡査を見ていたたまれなくなり、逃げるようにその場を立ち去る直人──。 直人は町はずれの展望台から町を眺めている。 一平「いったいどうしたんだよ、直人?」 直人「……俺たち、カーンデジファーが送り込んできた怪獣を倒すことで、世の中の平和を守ってる気になってたよな。だけど、本当に守れてたのかな? 現にああして、店を閉めたり、この町を離れる人がいるってことは、俺たち…… カーンデジファーに勝ったことにならないんじゃないか?」 一平「そりゃそうだけど……」 ゆか「直人の言う通りかもしれないわ」 一平「だからって、この町だけじゃないぜ、コンピューターワールドで怪獣が暴れた時の影響は! どこへ逃げたって、おんなじなんだぜ?」 直人「だからなおさらさ!」 ゆか「そうよね…… 世界中でいろんな混乱が起きてるのは確かだもの。でも直人、だからこそ私たちは戦い続けるんじゃない? カーンデジファーの魔の手から、世界を救うために。私たちがやってきたことが、無駄ってことはないわ」 一平「そうだぜ、直人。ゆかの言う通りだ。カーンデジファーの陰謀から世の中を守ってきたのは俺たちじゃないか! 俺たちのこの手で守ったんだ」 しかし、直人の表情は晴れない。 一平「思い出してもみろよ、奴の悪だくみのせいでいろんな人たちがどんな目に遭ってきたか。あの時だって……」 回想── 弾力怪獣バモラが現実世界に出現しようとした事件(第2話)。 透明怪獣ステルガンがコンピューターを搭載した自動車を暴走させたせいで、自動車に乗っていた直人の父・宗一郎が死の危機にさらされた事件(第4話)。 裂刀怪獣バギラが引き起こした、食料品の流通停止事件と買い占め騒動(第5話)。 グリニッジ天文台を襲撃した結晶怪獣メカギラルスの暗躍により、世界中の人々の体感時間が狂わされた事件(第14話)。 磁力怪獣マグネガウスがゆかの家のセキュリティシステムを改ざんしたことで、ゆかの母と兄が家の中に閉じ込められた事件(第12話)。 不協和音を受けて悪の怪獣と化した電子アニマル・アノシラスが、町中に騒音を流した事件(第6話)。 兄弟怪獣・ブリザラーとフレムラーが各家庭のエアコンを操り、町の住民を酷寒・酷暑で散々苦しめた事件(第8話)。 鋼鉄怪獣メタラスが仕掛けた、恐怖の「買い物ゲーム」(第11話)。 火炎怪獣メカフレムラーが、パーマ機器を暴走させて美容院を全焼させようと企んだ事件(第19話)。 地底怪獣テラガイヤーが水の消毒に使われる塩素を利用して水道水を塩酸に変え、町中を水不足に陥らせた事件(第10話)。 超鋼鉄怪獣ネオメタラスがショベルカーを操り、貴重な恐竜の全身化石を破壊しようとした事件(第22話)。 直人、ゆか、一平の3人は、これまでに起きた様々な事件を振り返った。魔王カーンデジファーの送り込んだ怪獣によって苦しめられた人々の顔を思い出すことにより、カーンデジファーへの新たな怒りがこみ上がった。 一平「カーンデジファーが何を仕掛けてきても、負けちゃいけないんだ、俺たちは!」 直人「ああ!」 ゆか「力を合わせて、頑張りましょう」 決意を新たにした3人が、互いの手を重ね合わせる。 だが…… その頃、武史は……。 帰宅途中の武史が工場地帯を歩いている。 武史「まったく、汚いところだ。空気が汚れきってる」 そのまま信号のない横断歩道を渡る武史だが、下を見ながら歩いているせいでトラックが来たことに気づかない。 トラックがクラクションを鳴らしながら急ブレーキをかける。 武史「うわ!」 慌てて立ち止まり、トラックから離れる武史。 運転手「こら、どこ見て歩いてんだ!」 トラックは武史に排気ガスを吹きかけながら走り去っていった。 運転手「気をつけろ!」 武史「僕が悪いんじゃないのに…… 公害までまき散らしやがって!」 走り去るトラックを睨み、さらに周囲を見渡す武史。 武史「どいつもこいつも空気を汚しやがって。今に見てろよ」 帰宅した武史は、さっそく空気清浄機を起動させながらパソコンの前に座る。 武史「これでよし。有害物質に汚染された空気など、死んでも吸うものか」 カーンデジファー「汚染された空気だと」 武史「ええ。いいアイデアを思いついたんです」 工業地帯の地図をカーンデジファーに見せる武史。 武史「人は公害の危険を叫びながら、空気を汚すことをやめようとはしない。だったら、もっと汚してやろうと思うのです」 カーンデジファー「う~む、なるほど」 武史「この工場地帯の煙を処理するシステムに怪獣を送り込んで、もっと煤煙を吐き出させてやる」 カーンデジファー「それは面白いが、それだけでは足りん。あの小癪なグリッドマンの息の根を止めるために、煙に細工を施すのだ」 武史「いったいどんな?」 カーンデジファー「わしに考えがある。むはははははは……!!」 その頃、直人の弟・大地は、一平の妹・カナをスーパーマーケットの前に呼び出していた。 カナ「どうしたの、突然呼び出したりして」 大地「あのね、今日うちで掃除の手伝いをしたら、珍しく小遣いくれたんだ」 カナ「それで?」 大地「たまにはカナちゃんに何かおごってあげようと思ってさ」 カナ「お金で釣ろうってわけ?」 大地「そんな! 僕はただ……」 カナ「あたし、忙しいんだけど」 帰ろうとするカナ。食い下がる大地。 大地「ソフトクリームでもどう!?」 カナ「……たまにはいいわね」 大地がガッツポーズをする。 武史の怪獣作成はいよいよ佳境を迎えていた。 手足、尻尾、胴体──各パーツを組み合わせ、二足歩行型の怪獣が形作られていく。 武史「『毒煙怪獣ベノラ』。体の突起から毒ガスを噴射し、口からは火炎弾を吐く!」 カーンデジファー「いい出来だ。力を与えてやるぞ──むんっ!!」 カーンデジファーの魔力を受けて、武史が描いたベノラの絵が実体を持つ怪獣に変わった。 武史「さあ行け、ベノラ! 工場の排煙処理システムのコンピューターの中に潜入して、暴れまくるんだ」 ベノラが武史のパソコンの中から出撃、排煙処理システムのコンピューターワールドに降り立つ。 武史「ベノラが工場の排煙処理システムに潜入しました」 カーンデジファー「よーし、ベノラよ、破壊を開始しろ! 東京中の空という空を、有毒ガスで覆い尽くすのだ!!」 工場の煙突を模したコンピューターワールド上のプログラムが、ベノラの剛腕で崩れ去っていく。 まだ処理されていない排煙にまみれていくコンピューターワールド。 そしてコンピューターワールドの異常は、たちまち現実世界に反映され始めた。 職員「排煙処理システムに異常事態発生…… うっ!」 コンピューターそのものから排煙が噴出、施設全体に充満する。 職員「苦しい……!!」 大地とカナは呑気にソフトクリームを食べ歩いている。 大地「あそこの店はミントチョコもいけるんだ。今度またおごってあげるよ」 カナ「言っとくけど、ソフトクリームをダシに使えばあたしがいつでも付き合うだろうなんて思わないでね。今日はたまたま気が向いただけなんだから」 大地「でも、これおいしいでしょ」 カナ「うん、大好き」 市民「ちょっと、あれ何?」 人々が指さす先からは巨大な黒い雲が流れてきている。 桜が丘の空が黒雲に覆われていく。 大地「なんだ、ありゃ?」 カナ「何?」 一方、ジャンクの地下室で勉強中の直人たちは外の異変に気づいていない。 一平「うーん、喉乾いたな。ジュースでも買ってくるわ」 直人「あっ、俺、オレンジね」 一平「OK」 一平が外に出た直後、空が暗くなる。 黒雲は一平の家がある地区まで覆いつつあった。 一平「なんだぁ……!?」 急いで地下室に戻る一平。 直人「なんだって!?」 一平「とにかく表見てみろよ!」 ゆか「ええ」 ベノラの破壊活動はますます激化。連動して黒雲の流れる速度も速くなる。 一平「ほら、見てみろよ」 ゆか「どんどん広がってるわ!」 武史「フフフフフ…… もっと暴れろ、ベノラ。お前の毒ガスで、世界を恐怖の闇に陥れるんだ」 カーンデジファー「さぁ、早く来いグリッドマン。待っているぞ。今度こそ貴様の息の根を、止めてやるぞ!!」 一平「なんだと思う?」 直人「まさか、またカーンデジファーの仕業かな……」 ゆか「じゃなきゃいいけど」 そこに、一平の両親・寛司と彩子が店の中から出てくる。 寛司「あれか」 彩子「なんだか怖いわねぇ」 一平「父ちゃん、母ちゃん、なんなんだ? あれ」 彩子「ああ、今ニュースでやってたんだけどね、工場地帯の排煙なんとか……」 寛司「排煙処理施設。できるだけ公害を出さないための施設なんだ」 彩子「そうそう、それが壊れて、煙突から毒ガスが噴き出してるんですって」 直人「毒ガスですか!?」 寛司「母ちゃん、毒ガスじゃないよ。有毒ガス」 彩子「似たようなもんじゃない!」 寛司「まあ、そりゃそうだけど…… だけど、あれだけの量だ。ただじゃすまんぞ……」 直人のアクセプターが鳴り出し、危機を知らせる。 慌ててアクセプターを押さえる直人。 寛司「なんだ、今のは」 一平「あ、いや……」 ゆか「腕時計の時報です。ね、直人」 直人「そうそう、勉強に戻る時間」 一平「うん、勉強勉強……」 3人が地下室へ戻っていく。 彩子「まぁ~、うちの一平ちゃんもついに勉強する気になったのねぇ。ねぇ、ちょっと。ねぇ」 寛司「いや、勉強はいいが…… この異様な雲は、いったい……?」 地下室へ入る直人たち。 ジャンクのモニターにグリッドマンが出現。 グリッドマン「直人! 出動だ!」 直人「わかってる」 ゆか「工場地帯の排煙処理施設のコンピューターよ」 一平「直人、急げ」 直人「アクセス・フラッシュ!!」 直人は、ハイパーエージェントから預かった『アクセプター』を使って、グリッドマンと合体した! 画面の中に飛び込んだ直人がグリッドマンと合体。 一平「アクセスコード、」 ゆか「『GRIDMAN』!」 そして、パサルートを飛び、工場地帯のコンピューターワールドに向かった! コンピューターワールドに突入したグリッドマンは、すぐさま巨大化プログラムを使って巨大化。機敏な動きで立ち回り、ベノラに反撃の隙を与えない。 ゆか「その調子よ!」 一平「一気に叩きのめせ、グリッドマン!」 武史の家── カーンデジファー「とうとう現れたな、グリッドマン。貴様の運命もこれで最後だ。さぁ、ベノラよ! 奴をたっぷりいたぶってやるがいい!」 武史「この毒ガスの仕掛けが、グリッドマンに見抜けるかな?」 武史の指示を受けたベノラが両肩から毒ガスを噴射。 直撃を受け、苦しむグリッドマン。 ベノラの毒ガスを吸い込んだグリッドマンの体に、何かが起きた……。 グリッドマンの視界を、これまでの戦いの中で、特に怪獣たちに苦しめられた時の映像が支配していく── 電気怪獣ジェネレドンにエネルギーを吸い取られ、圧倒される場面(第13話)。 カーンデジファーと武史が仕掛けた罠にはまり、両足を封じられた場面(第10話)。 火炎怪獣フレムラーの火炎攻撃(第7話)。 頭を抱えて混乱するグリッドマン。 ゆか「グリッドマンの様子が変よ!?」 一平「どうしたんだ、グリッドマン!!」 無力化されたグリッドマンに、ベノラが火炎弾を連射。さらに毒ガスを浴びせていく。 透明怪獣ステルガンの衝撃波攻撃を受け、吹き飛ぶ場面(第4話)。 弾力怪獣メカバモラに叩きのめされる場面(第16話)。 透明化したステルガンの攻撃に翻弄される場面(第4話)。 グリッドマンはわけもわからぬまま、目に映る怪獣の幻覚を攻撃する。 キックを外し、転倒したグリッドマンをあざ笑うベノラ。そしてふらつく足で近寄ってきたグリッドマンをたやすく受け止めると、腹に膝蹴りを食らわせ、投げ捨てた。 一平「いったいどうしたってんだ!」 ゆか「あのガスのせいよ。怪獣が吐き出してるガスに何か仕掛けがしてあるんだわ」 ゆかがベノラのデータを調べ始めた。 が、その間にもベノラの毒ガス攻撃はグリッドマンを苦しめ続ける。 超音波怪獣ニセアノシラスの超音波ビームで動きを封じられた場面(第17話)。 磁力怪獣マグネガウス、鋼鉄怪獣メタラスの猛攻(第12、11話)。 グリッドマンは、過去に戦った怪獣たちの悪夢に苦しめられていた!これはすべて、毒ガスの影響だった。ベノラが吐き出すガスの中に、グリッドマンの中枢神経をマヒさせる物質が仕掛けられていたのである。 カーンデジファー「フハハハハハハ!! どうだ、グリッドマン! 毒ガスの威力を思い知ったか。今こそ、貴様の息の根を止めてくれるわ!」 武史「お前の無様な姿、東京中のさらし者にしてやる。『デッドプロジェクター』、オン!」 武史は、コンピューターワールドから光を飛び出させ、煙に反射させて、怪獣に苦戦しているグリッドマンの映像を上空に映し出した! 大地「あっ、グリッドマンだ!(*3)」 カナ「怪獣にやられてるじゃない!」 大地「グリッドマン、負けるな!」 カナ「あっ、またやられた!」 やがて、上空に堆積した排煙が地上に降り注ぎ始める。 カナ「やだ、服が汚れちゃう!」 大地「カナちゃん!」 排煙を吸ったり浴びたりした人々が咳き込み、倒れていく。 もはや立つことさえままならないグリッドマンを、ベノラが一方的に痛めつける。 額のランプが点滅。 ジャンクの警報音が鳴り響き、火花が散る。 グリッドマンのエネルギーは、手作りパソコン『ジャンク』に連動している。ジャンクがパワーダウンしてしまうと、グリッドマンもコンピューターワールドから消し去られてしまうのだ! 一平「やっべーよ、なんとかしなきゃ!」 ゆか「落ち着いて! ドラゴンフォートレスを送り込むわ」 一平「頼むぜ! グリッドマンを援護してくれよ!」 ゆか、一平「出動! ドラゴンフォートレス!!」 2人が同時にエンターキーを押すと、パサルートが開き、アシストウェポン・ドラゴンフォートレスが発進した。 一平「よし、怪獣に攻撃開始だ!」 ゆか「ミサイル発射!」 ゆかがジョイスティックでドラゴンフォートレスを操作。弾幕を張ってベノラをグリッドマンから引き離す。 一平「今だ! ダイナドラゴンに変形だ!」 ドラゴンフォートレスが地上に降下し、恐竜型ロボット・ダイナドラゴンに変形。 その間に、ベノラのショルダータックルを受けたグリッドマンが大きく吹き飛ばされる。 ゆか「あっ、グリッドマンが!」 ダイナドラゴンが飛んできたグリッドマンをうまく受け止めた。 そのままベノラに向かっていくが、相手は火炎弾を連射してダイナドラゴンを近づかせない。 ベノラの火炎弾を受けるダイナドラゴンの姿を見せられて、またもグリッドマンの脳裏を悪夢がよぎっていく── 忍者怪獣シノビラーの手裏剣攻撃(第9話)。 火炎怪獣メカフレムラーの超高熱火炎(第19話)。 裂刀怪獣メカバギラの追尾ブーメラン(第18話)。 ゆか「グリッドマンのエネルギーがなくなる!」 グリッドマンは喉をかきむしり、ついに倒れ伏した。 一平「戻れ、グリッドマン!!」 ゆか「このままじゃ死んじゃうわ!!」 武史「やった……! ついに僕の怪獣が勝ったぞ!!」 カーンデジファー「これで邪魔者は消えた。ベノラよ、思いっきり暴れるがいい! 人間どもを、恐怖のどん底へ陥れるのだ…… フハハハハハ…… フハハハハハハッ!!」 魔王カーンデジファーの陰謀に、ついにグリッドマンが倒れた。空を覆った有毒ガスは、東京中を覆い始めていた……。このままでは、世界はカーンデジファーに支配されてしまう!どうした、グリッドマン? 目を覚ませ!立ち上がれ、グリッドマン!! つづく ※ この続きは電光超人グリッドマンの第26話をご覧ください。
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【作品名】電光超人グリッドマン 【ジャンル】特撮 【世界観】コンピュータ・ワールド:無限に広がると言われており、電脳世界でもあり異次元世界であるともされている。無数に存在する。 作中何度か次元の壁を越えて現実ともつながった。なお、続編のグリッドマンシグマにおいて、 コンピュータワールドから怪獣が現実世界に出てきたこともあったが、まったく弱体化しなかった。 よって起点宇宙の問題はない。 パサルート:コンピュータ・ワールド(異次元)同士をつなぐ回廊。無限にのびると言われており、グリッドマンはこれを一瞬で移動できる。 以上までは、カーンデジファーが支配してる範囲。それ以外に、 現実世界:現実準拠、説明不要 ハイパーワールド:0次元の世界 また、カーンデジファーが今まで侵略、破壊してきた無数の異次元(大きさ不明)が存在する 【名前】グリッドマン 【属性】ハイパーエージェント 【大きさ】ミクロ~70m、参戦時は原作的に70mがいいだろう。 【攻撃力】「プログラムの光」 藤堂武史によって作られたカーンデジファーを破壊するためのプログラムを装備したグリッドマンのみ使える技。。 これを装備したグリッドマンから常時放たれる光だけでカーンデジファーに瀕死の重傷を負わせ、周囲の次元ごと破壊した(※1)。 この光の範囲は、他の次元まで広がっているか不明なので単一コンピュータワールド内の話としておく。 この攻撃は、コンピュータワールドそのものを破壊し、そこに存在するカーンデジファーの存在、情報を消滅させるためのプログラム を用いたものであるため相手の存在、情報を消去する技であり、グリッドマンでは情報=精神および魂となっている(※2)。 そのため、常時単一宇宙規模の次元破壊および存在消去、そして魂破壊の効果をグリッドマンは放っている。 その輝きは2万ルクスにおよび、まともに直視できないほど。ある意味不可視化。 (※1 次元がデジファーの周囲ごとガラスのように割れ、吹き飛んで光になる描写がある) (※2 メカバギラの回において、メカバギラの情報を移植することで現実のミイラに精神および魂を入れて操るエピソードがある) 「グリッドハイパービーム」 世界中の無数のコンピュータ・ワールドと融合していたカーンデジファーを、コンピュータワールドごと崩壊させた。 後述する特殊能力「プログラムの光」をうけなお道連れにしようと迫るカーンデジファーを完全消滅させた。 以上より、カーンデジファーおよび、無数に存在し無限に広がるコンピュータワールドを次元の壁ごと破壊する威力。多元宇宙破壊相応の範囲、威力 かつ、魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2、精神攻撃×2の効果を持つ(※3)。 (※1 プログラムの光が×1相応で、それに耐えたカーンデジファーを吹き飛ばしたので×2) 【防御力】ハイパーグリッドビームによる無数の次元の破壊に巻き込まれてもダメージを負った様子なし。 なので、魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2に対して耐性がある。 中枢神経を犯すほどの悪臭なかでも戦闘続行可能 常人には有効な精神攻撃×3に耐える(※4) (※4 ニセアノシラスの音波は、世界中の人々を一瞬で洗脳できる。 それにしばらく耐えるが、結局より強力な電波で情報が耐えられなくなって壊れたゴッドゼノン。(精神耐性×1) それを食らっても自分は変質しなかったグリッドマン(精神耐性×2) グリッドマンを洗脳するジュバゴンのいいなり光線と、 そしてそのいいなり光線にも耐えられるようにプログラムパッチが当たったグリッドマン(精神耐性×3)) 分子組成の組み換えの攻撃にもにも耐える。 またカーンデジファーからカーンデジファーを封印する際のと同じ封印(監禁プログラム)攻撃を受けたが、無効化した。 【素早さ】移動速度は光より早い。実は、公式設定で円谷プロから光速越えを明記された数少ないヒーローだったりする。 さらに、無限にのびるパサルートを一瞬で移動でき、同じ存在のカーンデジファーと近接戦闘できる。 戦闘速度&反応はなので無限速。なお、次元を超えて移動できる。 【特殊能力】コンピュータワールドの物体を自由自在に改変し、怪獣でもなんでも創造できるカーンデジファーと戦える。 作中、カーンデジファーがコンピュータワールドの存在を自在に書き換え、そして怪獣を創造することで事件が起こるため、 設定、描写的も自由自在に改変できるという言葉に裏付けがある。世界改変耐性 【長所】コンピュータワールドの話とはいえ、作中やったことをあげるとすさまじいインフレ 【短所】早すぎた名作だった、当時まだコンピュータが普及してないため3クールで終了に 簡易テンプレ 【攻撃力】常時単一宇宙規模の次元破壊&存在消去&魂破壊 任意の攻撃は多元宇宙破壊+魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2、精神攻撃×2 【防御力】多元宇宙破壊でノーダメージ 魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2、精神攻撃×3、分子破壊、封印、世界改変 以上を無効化、耐性あり 【すばやさ】無限速反応、移動力も無限速 vol.78 vol.82修正 vol.82 796 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 22 28 57.01 ID MCuu35p6 793 無限にのびるパサルートを一瞬で移動でき、同じ存在のカーンデジファーと近接戦闘 これって無限速で移動しながら戦ったってこと? そうじゃないと反応には使えないと思う 800 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 00 39 24.83 ID swc/Fj9V 793 >無限にのびるパサルートを一瞬で移動でき これってどんな描写だったの? 空間的に端のない空間だと移動速度とかも分からなくないか? もう少し詳しく教えて欲しい。 801 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 10 02 45.56 ID PZQ26sDn というか「無限にのびる」とかじゃ駄目だよな せめて「無限にのびきった」とかじゃないと vol.79 3 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 21 04 23.73 ID Hn9oKWRA [1/4] 乙 前スレのグリッドマンの続き 413 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 12 51 ID EbHlGIjV [1/1回] このテンプレに書いてある問答繰り返すのあと何回やるの? 見てて正直もうお腹いっぱいなんだけど 417 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 22 58 ID YZmQXbuy [12/14回] 416 結構忘れっぽいから返信してないところあったら指摘してくれると助かる 418 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 41 31 ID +70aViPZ [2/2回] 412-413 説明が悪いんじゃないか てか下手に説明するよりはプログラムの光の説明の原文出せばいいだけじゃね さっきから思ってたんだが何で渋ってそれ出さないのだ? 420 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 47 06 ID L1LbHWpE [16/16回] 418 説明の原文言われてもないんだもの そもそも文章媒体じゃなくて映像媒体だし、設定的には 武史の作った破壊プログラムの光は、コンピュータ・ワールドの情報ごとカーンデジファーの存在を消し去った の一文だけ あとは作中の台詞と描写で補てんしてテンプレにしてるんだし 次元割れも描写とかが元だよ 426 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/20 00 13 52 ID 5MtxYdr+ [1/8回] 420 いや、それが正に説明の原文だよ それさっさと出せばいいのに何故出さなかったんだ あとその原文だと相手を倒した時のプログラムの光の攻撃範囲がコンピューターワールド相応になって一度目の耐えられたプログラムの攻撃はコンピューターワールド相応にはならないぞ 単一のコンピューターワールド全体ではなくその相手の周囲の次元が割れた描写相応の広さ程度にしかならない 以上で終わり。このあとに2012年のランキング動画がうpされてこっちは話題に上がらなくなったっぽい。 6 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 21 43 02.82 ID JBdMU6FC [2/3] まとめとしてはこんな感じかな? 自由な世界改変である根拠が必要 パサルートによる無限速の根拠 →設定で大きさ無限であり、世界中の無数のコンピュータ・ワールドと融合している カーンデジファーが内包可能=世界観は多元宇宙なので無限速でOK? 良く分からないのでこれであってるかは分からん プログラムの光で倒せないやつを倒せたって全属性攻撃つくわけではない →グリッドハイパービームはプログラムの光と同種である設定がある グリッドマンは二次的なコンピューターワールドの崩壊に巻き込まれただけ? →コンピュータ・ワールドの情報消去にグリッドマンも巻き込まれた コンピューターワールドの崩壊=情報消去? →そもそもコンピュータ・ワールドそのものの情報を消去して、 カーンデジファーごと消し去って殺すためのプログラムである プログラムの光がコンピューターワールドごと消去&存在が消去される根拠 →設定に以下のようにある 「武史の作った破壊プログラムの光は、コンピュータ・ワールドの情報ごとカーンデジファーの存在を消し去った」 プログラムの光の攻撃範囲は相手の周囲の次元が割れた描写相応の広さ程度? 7 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 22 22 59.44 ID Hn9oKWRA [3/4] 6 自由な世界改変である根拠が必要 特殊能力の欄で「カーンデジファーがコンピュータワールドの存在を自在に書き換え、そして怪獣を創造することで事件が起こるため、 設定、描写的も自由自在に改変できるという言葉に裏付けがある。」ってあるけど、これは具体的な例じゃないかと思うが… プログラムの光の攻撃範囲は相手の周囲の次元が割れた描写相応の広さ程度? これについてはカーンデジファーのサイズ自体が無限だから範囲は単一宇宙でいいんじゃないかと思う。 8 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 22 51 47.65 ID JBdMU6FC [3/3] 7 世界改変 その自在書き換えをしているという設定か台詞やナレーションあたりの原文を求められてたみたいかな プログラムの光の攻撃範囲 こっちは備考に「次元がデジファーの周囲ごとガラスのように割れ」ってあるから デジファーの全長より大きい=宇宙規模以上あるで確かに問題ないかも 9 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 23 06 06.54 ID Hn9oKWRA [4/4] 8 過去ログより 395 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 20 44 03 ID L1LbHWpE [8/16回] 386 いや 229はちゃんと新しい修正版には書いてるじゃないか 精神攻撃に関しても書いてるぞ 次元崩壊×2や存在消却×2に関しては、そもそも最初のテンプレからきちんと説明してるし (グリッドマンが常時放つ光による次元破壊、存在消去に耐えたカーンデジファーを完全に消滅させた、 んでなんで存在消去かというと、コンピュータワールドの情報そのものを消去することでカーンデジファーの存在を消そうとしたものだからとか) カーンデジファーは全能の魔王と設定で書かれてて、 コンピュータ・ワールドのものを自在に操り書き換えるとも書かれてる、作中も実際さんざんやった ってあるけど、設定はおkであとは実際に作品見てその描写を探して書きだすとかかな? 10 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 23 54 18.40 ID d2IJAqp4 グリッドマンってなんか攻撃範囲と無限速でつっこまれてた気がする 12 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/18(日) 00 03 16.46 ID PnP9xb0M [1/9] 9 コンピュータ・ワールドの「もの」の場合どうなんだろ? 別にいいのか「あらゆるもの」じゃないといけないのか あと 6の無限速もちょっと違うか? 大きさ無限(宇宙サイズ)のデジファーは内包可能だけど 無数のコンピュータ・ワールドと融合したデジファーを内包可能とはないし まあ無数に存在するコンピュータ・ワールドを繋ぐパサルートだから 多元宇宙サイズを繋ぐことができる長さくらいはあるような気がするから無限速になるかもしれないけど 13 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/18(日) 00 04 18.51 ID 0K3GCVhi 9 それは原文じゃないでしょ あと自由に世界改変できる設定があるなら別に世界改変の描写は求められない つーかいらん 29 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/18(日) 11 06 24.38 ID +0IdSA1g [1/4] それとグリッドマンだが大きさが無限同士で近接戦闘しても無限速反応にならない、たぶん常人反応。 さらに常時放たれる光で常時単一宇宙破壊になってるけど、 敵スレだがルールに、常時高熱、毒ガスを自身の周囲に放出・放射し続けているなど (宇宙の秘密シリーズ、太陽) 開始後0秒で周囲に放出・放射が始まるものとする。(広がる速度は作中描写通り) 能力射程の問題なのでこれはキャラの全長には含まない。 ってあるから開始0秒で光が放たれ始める、 速さは知らないが無限速で放たれても届くより早くターンが来る、 0秒で放たれ始めるだから、相手が0秒行動なら意味がないことになる。 vol.78 980 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 20 52 54.30 ID Hn9oKWRA [5/6] 399 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 21 10 59 ID eFBH1e1G [1/1回] 345 他のことはともかくそのテンプレだと自由な改変の原文がないだろう 別に自由に改変できるらしい設定があるらしいのはわかってるんだから その設定に書かれてることをまんま転載してくれと要求されてるだけだろう あと無限の大きさのものを内包したってその世界の広さが無限だという設定には変わらないでしょ? なんで距離が単一宇宙じゃなくて無限になるの? 400 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 21 54 39 ID MdMgcMJq [1/5回] アンカーミス 399は 395宛てね 401 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 21 56 46 ID MdMgcMJq [2/5回] あと 397だけどプログラムの光に耐えた相手を グリッドハイパービームで倒したところで それがプログラムの光と同様の攻撃だと言われない限りはただの不思議攻撃なんだから 無数のコンピューターワールドを破壊するだけで 魂攻撃×2や存在消去×2はつかないだろ もしついたとしてもグリッドマンはグリッドハイパービームによって起こった二次的なコンピューターワールドの崩壊に巻き込まれただけなんだから 無数のコンピューターワールドの崩壊に耐える防御力になるだけで 魂攻撃×2や存在消去×2は防御力につかないだろ そのグリッドハイパービームが自分にも直接当たってくらったならともかく 402 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 21 57 17 ID L1LbHWpE [11/16回] 説明はしたけど原文が必ずしもテンプレ内に書かれていなければ駄目って初めて聞いたぞ あと次元と次元を繋ぐ通路だろうと無限の長さが単一宇宙になるってなんだそりゃ、そっちも初めて聞いたんだが 誰のテンプレをその裁定を見られるんだ? その過程も含めて見てくるわ とりあえず、他になんか不備あるの? 403 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 22 04 11 ID L1LbHWpE [12/16回] なんかよくわからんがIDがコロコロ変わってるのは察した 401 プログラムの光と同様の攻撃だよ プログラムの光を使用る為の破壊プログラムが必殺技を使用するための腕部プロテクターに吸い込まれて装着、 その後腕から出たプログラムの光がカーンデジファーを焼くが、カーンデジファーが迫る その後、プログラムの光と同じ光が腕に収束していき、プログラムの光と同様でかつさらに強い光を放ちながら中央から グリッドハイパービーム発射って流れだから プログラムを受けた同じ場所から、光と同じエフェクトを放ちさらにそれを収束させて打ち出す演出だもの あと、テンプレに書いてあるけど、コンピュータ・ワールドの情報消去にグリッドマンも巻き込まれた それでグリッドマン世界では情報消去=存在消去および魂破壊になり、カーンデジファーを倒すほどのそれに巻き込まれたんだから 耐性もつく 実際、技の説明でも自分もまたその力で消去される危険がある技とあるし、作中も巻き込まれた際消えたと周囲の人間が思いこんで悲観にくれてた 405 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 22 10 02 ID L1LbHWpE [13/16回] あ、今見返したらさらに作中早く脱出しろ、じゃないとグリッドマン自身も消されてしまうって趣旨の言葉あるわ やっぱり耐性もつく 981 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 20 55 59.02 ID Xf5Um2RH [2/2] えーと、まとめるとこうか? 【攻撃力】常時単一宇宙規模の次元破壊&存在消去&魂破壊 任意の攻撃は多元宇宙破壊+魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2、精神攻撃×2 【防御力】多元宇宙破壊でノーダメージ 魂攻撃×2、次元崩壊×2、存在消去×2、精神攻撃×3、分子破壊、封印、全能(世界改変) 以上を無効化、耐性あり 【すばやさ】無限速反応、移動力も無限速 これは強いな、相当上までいくんじゃね? 982 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 20 56 01.04 ID Hn9oKWRA [6/6] 407 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 22 25 40 ID MdMgcMJq [3/5回] 402 別に原文要求されることなんて最強スレじゃよくあることだろ 最強スレじゃ珍しくもなくよくあることなのに何をいまさら言ってるんだ 神さまシリーズだってデモベだって封神だって遊戯王だって東方だってうみねこだって奪還屋だって原文出して議論してやっと認められるレベルなのに まどかや球磨川なんて原作の原文をまんまテンプレに載せてるくらいなんだから それと最強スレでは無限って言葉は多元みたいな宇宙が無限個あるみたいな意味で使われてるの以外は文字通りの意味にはならないよ 無限の攻撃力とかもそうだけど 無限の大きさや無限の広さが世界観相応なのに なんで無限の長さだけは文字通りに扱われると思うんだ? 403 ふむ それならグリッドハイパービーム=プログラムの光と見てよさそう けどコンピューターワールドの崩壊=情報消去って設定あるの? 情報消去=存在消去および魂破壊ってのはわかってるが それがなきゃ崩壊に巻き込まれても情報消去に耐えたことにはならないよ 405 消えるとしか言われてないならそれはただの消滅耐性だろう 409 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 22 30 27 ID L1LbHWpE [14/16回] 407 あるよ、これも既に書いたけど、そもそもこのプログラム作られた理由が、 コンピュータ・ワールドそのものの情報を消去して、カーンデジファーごと消し去って殺すためのプログラムだもの 作中、はっきり説明されてる さらにコンピュータワールドの崩壊とそれに巻き込まれていくグリッドマンを見て、グリッドマンが消えたとも言ってる コンピュータワールドの崩壊=情報消去で間違いない 410 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 01 17 ID MdMgcMJq [4/5回] あともう原文をテンプレに入れろとは言わんが 信憑性の有無の為に原文ママの抽出くらいはしといて貼っとけ 411 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 03 41 ID MdMgcMJq [5/5回] 409 あ、失礼した そこらはテンプレに書かれてるね ちなみにプログラムの光がコンピューターワールドごと消去されてるのも存在が消去されるのも原作で説明されてる? されてるなら原文頼む 412 : 格無しさん[sage] : 投稿日:2012/01/19 23 09 41 ID L1LbHWpE [15/16回] 消去してるも何も上で書いたけど、放たれた光で次元がガラスみたいにやぶれてカーンデジファーの周囲ごと光になっていってるし 説明も何もこれが破壊プログラムの効果じゃなけりゃ他の何がそうなんだって感じで見れば一発なんだが プログラムの光で次元が崩れ、コンピュータワールドが消去され、それに巻き込まれたグリッドマンも消えたと言われたし、 プログラム使う時点の段階でも、コンピュータワールドとデジファーの存在ごと消えるけどグリッドマンもこれ使ったら消えるって言われてる(実際生きてたけど) なんか話題がさっきから猛烈にループしてるんだがどういうことなんだよ
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登録日:2013/06/08 Sat 21 49 10 更新日:2023/10/14 Sat 19 43 22NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ある意味ブラコン エロイ ケイト ゼットン ダークヒロイン ツンデレ ライバル レイオニクス レイブラッド星人 主人公の姉 円谷プロ 大怪獣バトル 悪女 敵女 蒲生麻由 ケイト「よく来たな、レイモン」 レイ「レイモン?」 ケイト「それがお前の本当の名だ、レイモン。私の弟よ」 ケイトとは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』シリーズの主人公レイのお姉さんである。エロイ 演:蒲生麻由 概要 当初はレイと同じくバトルナイザーを持つ謎の女性として登場。 初登場時は不定形なエネルギー状の姿をしており、その後はアズサ マキという女性の姿を借りて登場した。 レイと何か因縁があるらしく、彼が加入したZAP SPACYの敵として自らもまた様々な怪獣を呼び寄せて彼らに戦いを挑む。 残酷な性格をしており、使えない怪獣は容赦なく切り捨てる冷徹さを持つ。 パートナー怪獣はファイヤーゴルザ、ガンQ、ゼットン。とかなり強豪揃い。 その正体は、レイブラッド星人の遺伝子を受け継いだレイオニクスであり、レイの姉。 レイに数々の試練を与えることでレイブラッド星人への覚醒を促す役割を担っていた。 弟を立派に育てるため、全力でボコボコにするドSな姉ちゃん。 レイとのレイオニクスバトルに敗れ、レイに対して肉親からの激励とも取れる言葉をかけながら消滅した。 『NEO』ではレイブラッド星人と同じように精神体となっていた。レイがグランデに破れた後、 「レイをレイブラッド星人の後継者、宇宙の支配者にするため」とツンデレ風に言いペンドラゴンクルーに接触。 レイを生き返らせる方法を教えた。 その後は最終決戦を目前にしたレイの精神世界に現れ、 レイブラッド星人を倒すという決意と覚悟を確かめると、「決して死ぬな」と言い残して姿を消した。 『大怪獣バトルNEO』の終盤にも光のシルエットのような姿で登場。EXゼットンにされた自分のゼットンを鎮めている。 当初はかなり卑怯な行為もあってか嫌なキャラだったが、主人公の姉という立場が明かされてからはかなりお姉ちゃんしている。 なお弟のレイ以上に素性が不明であり、どういう意味で『姉』なのかは不明。 またなぜレイをレイブラッド星人の後継者として覚醒させようとしていたかも不明である。 【アイテム】 ●バトルナイザー レイオニクスが持つ怪獣召喚アイテム。 ケイトのものは白の部分が漆黒になっている。 ケイトはかなりの実力者だが、レイ、グランデとは違いネオバトルナイザーにはなっていない。 もしかしたら最初からネオバトルナイザーにまで成長できないことがわかっていてレイを鍛えていたのかもしれない。 【使役怪獣】 ●超古代怪獣 ファイヤーゴルザ ファイヤーマグマエネルギーを蓄えて、戦闘力が格段にアップしたゴルザさん。強化ゴルザとは一応別物。 ベラルゴシティに出現し、冒頭ではサドラの群れをあっという間に葬り去った。哀れ、サドラ ゴモラとの戦闘でも、苦戦させるが、 ヒュウガとハルナのドラゴンスピーダーの攻撃で隙を作られ、 逆転したゴモラの必死の零距離超振動波に敗北。 敗北後、ケイトに「敗北した怪獣には死あるのみ」と切り捨てられ、彼女が操るガンQの怪光線を受けて爆死した。 ●奇獣 ガンQ お前……生物になったのか!? 第5話で顔見せ程度に初登場。 上記の通りファイヤーゴルザを始末した。 第6話でも呼び出され、誘導眼球体でリトラを撃墜した後ゴモラと戦う。 ファイヤーゴルザとの戦いのダメージが癒えていないゴモラを苦しめたが、 ペンドラゴンが駆けつけたことで形勢が逆転してしまい、ゴモラの尻尾を食らってしまう。 そんなグロッキー状態のところにハイパーオメガ砲の光線で倒された。 バルキー星人「人間に殺されてしまうとは哀れな存在よ……」 ●宇宙恐竜 ゼットン ケイトが操る怪獣の中でも最強クラスの存在で、彼女がレイを覚醒させる為に送り込んだ。 彼女曰く「私の新しいペット」おい、ゼットン。そのポジション俺と変われ 往来のゼットンの火球やバリヤーも使いこなせるが、 波状光線に関しては今作ではなんと光線を吸収しなくても放てる。 後に登場した究極のゼットンであるハイパーゼットンでも吸収することが前提だったことから、ケイトのレイオニクスとしての力はかなりのものだと分かる。 そのほかにも不良キックやかかと落としを使ったりと、そのアグレッシブなアクションはツッコみどころ満載。 さすが別の世界では不良怪獣…… ちなみに光線技でない超振動波は吸収しなかったが、バリアで受け止めたうえで威力の一部を跳ね返すという芸当も行った。 初戦闘ではレイの操るゴモラ、リトラ、エレキング三体を相手に圧倒。 エレキングをウルトラマンと同じシチュエーションの波状光線で戦闘不能にし、リトラを火球で撃ち落とす。 残ったゴモラをも圧倒するが、ゴモラの超振動波をバリアーで受け止めている最中にリトラの一撃をもらいバリアーが破られる。 そこへゴモラのダメ押しの一撃が入り一度は倒れるが、次の瞬間には何事もなかったかのように立ち上がった。 この時はレイの現状での力量を認めたケイトがこの場を去ったため、ゼットンもバトルナイザー内に回収された。 続く二戦目でもゴモラを圧倒、途中ZAPの妨害もあったものの波状光線を連発しゴモラをダウンさせる。 そこへ突如としてキングジョーブラッ!!が乱入してきて交戦。 対ゴモラ戦の後にもかかわらずペダニウムランチャーを吸収し、波状光線で簡単にはじき返すなど互角の勝負を繰り広げていた。 そんなときにレイがレイブラッドとして覚醒。レイモンとなったことでゴモラもEXゴモラへと進化する。 そして形勢は逆転。EXゴモラはゼットンやキングジョーブラッ!!すら圧倒。 身体を高速回転させての体当たりを受けた後、EXゴモラの「EX超振動波」を受けてついにゼットンは倒れた。 よくこの状況をかませ犬と言われるが、このゼットンはラスボスでありむしろ当然の展開。 さらにEX超振動波すら長時間直撃に耐えていたのだからかなりの強豪である。 後々にそれが評価されたのか、ケイトの操るゼットンが歴代最強のゼットンなんじゃね? とか言われたりする。 「アニヲタ…… お前は、そのすべてのレイオニクスと戦い、追記修正しなければならない!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ケイトのゼットンは近年では珍しく強豪ゼットンだったなぁ -- 名無しさん (2013-10-31 07 20 43) 河本ひろし氏の漫画ではやけに巨乳だった -- 名無しさん (2014-01-29 22 39 07) というかレイブラッドはレイを傀儡にする気満々だったから結局彼女の願いは叶わないんだよなぁ・・・・・・ -- 名無しさん (2014-08-01 16 53 29) ファイヤーゴルザ、ガンQといった、平成の人気怪獣を使役しているのが凄い -- 名無しさん (2014-11-20 23 13 16) 超闘士激伝新章で、レイモンと一緒に闘士ゴモラ戦を観戦していたねwこの世界では仲が良さそうで何よりだw -- 名無しさん (2016-01-26 09 10 19) レイブラッド星人の遺伝子こそ宿しているが、不定形のエネルギー生命体っぽい姿で初登場しているところからして、地球のレイオニクスではないのは間違いない。そもそも行動原理以外の謎が多いため、今後謎が明かされることを期待する。 -- 名無しさん (2023-03-17 23 42 49) 名前 コメント
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スペシャルアビリティネオ6 NEO第6弾 N335 コンボ:なし ミクラス、レイモン、レイブラッド星人の技カード能力のどれかが発動する。 カプセル怪獣 ミクラス 電気はイヤッ ずっと、あいてを「かみなり」こうげきにすごくよわくする。 レイモン 怪獣と共に闘った者 ずっと、ストライカーとかいじゅうのあいしょうがすごくよくなる。 究極生命体 レイブラッド星人 怪獣を支配し闘った者 3ラウンドのあいだ、ひっさつわざパワーがまんたんになる。 備考 NEO第6弾のスペシャルアビリティカード。 ミクラス 雷に弱いのはミクラス本人のはずだがなぜか相手を弱くする。 雷属性の必殺技を持っている怪獣が自分のチームにいないと意味が無いので注意。 ストライカーのキング選択時に発動すればウルトラフィニッシュ時に効果が見込める。 レイモン マグラーの上位互換。 自分の使用怪獣に関わらずストライカーを活用したい時に発動してくれれば使える。 レイブラッド星人 3ラウンドの間必殺技パワーを満タンにする、必殺技パワー操作系の頂点に立つ能力。 一度必殺技を放っても次ラウンドでまた必殺技パワーが満タンになるので必殺技の連射も可能。 ただしステータスの補強はしてくれないので押し合いに負けると意味が無いので注意。
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イオは、惑星ボリスでのレイオニクスバトルで、レイブラッド星人を相手に勝利をおさめた。 イオと共闘したキール星人ヴィットリオは、自分の宇宙船で、イオを地球へと送り届ける。 イオ「…地球だ! とうとう帰ってきたんだ! ピグモンも出てきて見てごらんよ」 レイブラッドの手下としてイオを戦いに引き込んでいたピグモンは、レイブラッドを離反してイオを助けたものの、合わせる顔が無いようにバトルナイザーに引っ込んでいる。 ピグモン「……」 イオ「ピグモンはいつだって… 間違いなくぼくの友だちだったよ」 ヴィットリオ「!? 後方からなにか巨大なものが接近している!?」 第19話真のレイオニクスは君だ! 『ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』に登場した、電脳巨艦プロメテウスが接近している。 イオ「こ… これは!! 電脳巨艦プロメテウス!! はっ そうだ 思い出した! 惑星ボリスの地下にあった部屋…… あれはプロメテウスの内部だ!! どうして惑星ボリスにあったプロメテウスが地球に…… ……まさかレイブラッド星人が!?」 プロメテウスの攻撃が、ヴィットリオの宇宙船に直撃する。 ヴィットリオ「うわっ!」 イオ「ヴィットリオ!」 ヴィットリオ「くそっ やられた!」 地球上では、街中で怪獣たちが暴れまわっている。 ZAP SPACYの宇宙鑑が迎え撃つが、何者かの攻撃を受けて、墜落してゆく。 ZAP基地では、かつて隊員だったオキが、長官として指揮をとっている。 ZAP隊員「エルドラゴン2 被弾しました!」 オキ「なんだ!? 何の攻撃だ!?」 巨艦プロメテウスが、空から降下してくる。 オキ「…あれは!」 プロメテウスが変形して、巨大ロボット怪獣・電脳魔神デスフェイサーとなって地球上に降り立つ。 デスフェイサーが触手を放ち、周囲の怪獣たちを捕らえにかかる。 その背後に、レイブラッド星人の精神体が、幻影のように浮かび上がっている。 レイブラッド「フフフ…… フハハハ」 ヴィットリオの宇宙船は、攻撃を受けて地球上に墜落している。 ヴィットリオはヘルメットが砕け、頭から血を流している。 ヴィットリオ「…くそっ あれはやはりレイブラッド星人だ! 今度は地球に残っている怪獣をエネルギーにして 復活するつもりなんだ!」 イオ「ヴィットリオ 傷の手当てを」 ヴィットリオ「…大丈夫だ! …それより早くデスフェイサーを倒すんだ! レイブラッド星人が完全復活する前に……!」 イオ「…わかった!」 ヴィットリオ「…そうだ イオ これを持っていけ」 ヴィットリオが、自分のバトルナイザーを差し出す。 イオ「……」 イオが単身、地上に降り立つ。 イオ「行け! ゴモラ!! ベムラー!!」 ゴモラ「ギシャ──ッ」 イオがバトルナイザーで、怪獣ゴモラとベムラーを召喚して、デスフェイサーに挑む。 ZAP隊員「オキ長官! また新たな怪獣が出現しました! ただいまデータを照合中です」 オキ「…… …ゴモラ!」 イオの友達のアカネが、イオの自宅の御蔵家に駆けこんでいる。 イオの母と、祖母のカレンが、テレビで報じられる戦いに見入っている。 アカネ「イオのママとおばあちゃん!! ゴモラが!!」 母「アカネちゃん」 カレン「…えぇ そうね (あの子が… イオちゃんが帰ってきた…)」 イオ「ベムラー! 青色熱光線!!」 ベムラーの光線を、デスフェイサーがあっさりとかわす。 イオ「えぇっ!? それなら… ゴモラ! 尻尾攻撃だ!」 続くゴモラの攻撃も、デスフェイサーに防がれる。 イオ「ベムラー!!」 ベムラー「グワッ」 今度はベムラーが攻撃に出るより前に、デスフェイサーがベムラーに攻撃を見舞う。 イオ「…こちらの攻撃が読まれてる!? まさか そんな…」 デスフェイサーの攻撃が再び放たれる。 イオ「ゴモラ! 地面に潜れ!!」 ゴモラが地中に潜り、攻撃をかわす。 イオ (よし… 地中からデスフェイサーの足下に出て攻撃だ!) ゴモラが地中から、地上へ飛び出す。 しかしデスフェイサーは、すでに空中に舞い上がって、主砲のネオマキシマ砲の狙いを定めている。 とっさにベムラーが割って入って、砲撃をまともに食らう。 イオ「ベムラー!!」 ベムラーが大ダメージを負って光と化し、イオのバトルナイザーに戻る。 ピグモン「ベムラーは自分を犠牲にしてゴモラをに戦いを託したんだッピ」 イオ「ピグモン!」 ピグモン「だけど… ゴモラでも… デスフェイサーには惑星ボリスでイオから読み取った戦いのパターンがインプットされてるんだッピ だからイオとゴモラの戦い方は全部予測されてしまうッピ でも…… イオが使ったことがない怪獣なら……」 イオ「! ヴィットリオのバトルナイザー… …そうか! …ようし! 行け! EXゴモラ!!」 イオはヴィットリオのバトルナイザーで、EXゴモラを召喚する。 ゴモラ「グワ──ッ」 イオ「テールスピアーだ!!」 EXゴモラの尻尾の一撃が槍のように、デスフェイサーの胴を貫く。 デスフェイサー「…なに!? ぐおっ」 イオ「今だ! ゴモラ!! EXゴモラ!!」 イオが2つのバトルナイザーを両手で掲げる イオ「W(ダブル)超振動波… ゼロシュートだ!!」 ゴモラ、EXゴモラが、頭部の角をデスフェイサーに突き立て、渾身の超振動波を叩き込む。 デスフェイサー「ぐわああああ……」 火柱が上がり、デスフェイサーが断末魔の叫びと共に、最期を遂げる。 イオ「…今度こそ倒したんだ… レイブラッド星人を…」 声「イオ」 レイモンの姿が浮かび上がり、イオに語りかける。 レイモン「バトルナイザーはレイブラッド星人が生み出したものだが 正しい心で使えば正義の力ともなる もしまた宇宙に危機が訪れたその時は バトルナイザーを正義のために使うんだ」 イオ「レイモン…」 ヴィットリオ「イオ!」 ヴィットリオが傷をかばいつつ、現れる。 イオ「ヴィットリオ!」 ヴィットリオ「おまえこそ… 真のレイオニクスだ」 ヴィットリオが頬を緩めて、手を差し出す。 イオは晴れ晴れとした顔で、その手を握り返し、固く握手を交わす。 ピグモンが歓喜する。 イオの母が、カレンが、アカネが、笑顔でイオのもとへと駆けてくる。 第19話真のレイオニクスは君だ! / おわり
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決戦!ヒーローの最期〔後編〕毒煙怪獣ベノラ登場 魔王カーンデジファーは、工場の排煙処理システムに、毒煙怪獣ベノラを送り込んだ。工場の煙突から吐き出される煙で、人々はパニックに襲われた!直人は、グリッドマンと合体して、怪獣を倒しに向かったが、ベノラの毒ガス攻撃を受け、あえなく倒されてしまった……。果たして、グリッドマンは!? ゆか「本当に、死んじゃったの……? グリッドマン! 直人!!」 一平「しっかりしろ、グリッドマン!!」 倒れ伏したグリッドマンは指一本動かさない。 グリッドマンに代わってダイナドラゴンがベノラに立ち向かっているが、弾幕を張られ、近づくこともできない。 その様子は、武史が用意したデッドプロジェクターで現実世界にも投影されている。 大地「グリッドマンが…… グリッドマンが死んじゃった!」 カナ「もうダメ…… 大地、早くうちへ帰りましょ!」 大地「でも、グリッドマンが!」 カナ「このままじゃあたしたちも死んじゃうよ! 早く!」 大地の腕をつかんで駆け出すカナ。 倒れたグリッドマンは懸命に力を振り絞り、少しでも体を動かそうとしていた。 グリッドマン「あ…… ぁあ……」 ゆか「動いてる…… グリッドマンはまだ生きてるわ!」 一平「やった……! グリッドマン、ひとまず退却だ!!」 ゆかがパサルートを開いてグリッドマンとダイナドラゴンを回収する。 グリッドマンと分離した直人がジャンクの前に現れるが、呼吸すらままならない。 一平「直人!」 ゆか「しっかりして!! ……一平、ベッドを作って!」 一平「おう!」 ゆか「しっかりして、直人! ……直人!!」 一平が折り畳み式のベッドを出して、ゆかと一緒に直人を抱き上げ、ベッドに寝かせる。 一平「おい、大丈夫かよ!?」 ゆか「直人!」 一平「大丈夫か!?」 直人「……い、一平…… ゆか…… お、俺は……?」 ゆか「怪獣にやられたのよ。怪獣の毒ガスにね……」 体を起こそうとする直人をゆかが静止。 ゆか「無茶しないで! 今は寝てた方がいいわ」 直人「……ちくしょう……」 ゆか「悔しい気持ちはわかるけど、体の方が大切よ! 大丈夫……?」 直人「ああ…… ちょっと頭が痛いけど、大丈夫だ。だけど、幻覚が……」 一平「幻覚?」 直人「ああ…… 頭ん中に、怪獣にやられてる様子が見えて…… どうしようもないんだ……」 ゆか「あの毒ガスの影響ね。たしか私、頭痛薬を持ってたと思うけど」 ゆかが自分のバッグの中から薬を取り出し、直人に差し出す。 ゆか「直人、これ飲んで」 黙って薬を飲み下す直人。 ゆか「一平、スープか何か、栄養の付くもの作ってあげて」 一平「ああ、まかしとけ」 一平が自宅の台所へ向かう。 ゆか「直人、眠りなさい。少し眠った方がいいわ」 直人「ああ……」 目をつぶる直人。 武史の家── カーンデジファー「フハハハハハハ…… おそらくグリッドマンは生き返るまい。これで世界は、このカーンデジファー様のもの。武史! 今こそベノラを存分に暴れさせ、人間どもを恐怖と混乱のどん底に陥れるのだ!!」 武史「はい、カーンデジファー様」 武史の指示でベノラが破壊活動を再開。 現実世界は、もはや目の前さえ見えないほどの排煙に包まれた。 宗一郎「おい、大地じゃないか! カナちゃんも!」 カナ「おじさん!」 大地「僕、も、もうダメだよ!」 宗一郎「家までもう少しだ、頑張れ! な? カナちゃんもうちに来なさい。もうこのまま外走ってると死んじゃうぞ」 3人は命からがら家までたどり着いた。 宗一郎「いや~、ひどい目に遭ったな、しかし!」 直人の母・道子が3人を出迎える。 道子「あっ! 良かった~、あなた、帰ってきてくれたのね。あら、大地もカナちゃんも大丈夫?」 大地「大丈夫じゃないよ、こんなの……」 宗一郎「なんだ、おい、ガムテープなんか持っちゃって」 道子「煙が窓の隙間からうちん中どんどん入ってくるのよ、目張りしてたの。あなたも手伝って」 宗一郎「ああ、わかった」 道子「とにかく顔洗いなさい、いらっしゃい」 3人を洗面所へ連れていく道子。 町では小金村巡査ら警察が必死に人々を救おうとしている。 小金村「皆さん、避難してくださーい!! 早く建物の中に避難してください!! 皆さん、大丈夫ですか!?」 排煙は、今や桜が丘(多摩)だけでなく、押上、銀座、渋谷といった23区にまで広がっていた。 カナ「真っ黒になっちゃった」 大地「タオルまで真っ黒」 道子「これじゃ洗濯もできないわ」 宗一郎「それどころじゃないよ、ちょっと。とにかくお風呂沸かして、お風呂。気持ち悪いよ」 大地「……グリッドマンが負けちゃったからこうなったんだよ」 宗一郎「パパも見たよ…… 雲に映ってたんだ。あの怪獣が暴れてるせいで、この煙が止まんないんだそうだ」 道子「それ、あたしもさっきテレビで見たわよ。ねぇ、今までのおかしな騒ぎも、全部、その…… コンピューターなんとかに出てきた怪獣のせいなんですってね」 大地「『コンピューターワールド』だよ。今まではグリッドマンが、怪獣を倒してくれてたんだ。なのに……」 カナ「どうなるの? あたしたち……」 宗一郎「いや、そう言われてもなぁ…… おじさんたちがなんとかできるわけじゃないし……」 直人の絶叫がジャンクの地下室に響く。 ゆかの助言で眠りについたはずの直人は、夢の中でもかつての戦いのトラウマ(*1)に苦しめられていたのだった。 うなされ、悶える直人。吹き出す汗を、ゆかが必死に拭っている。 直人「もう…… ダメだっ……」 ゆか「直人、しっかりして! なんでもないのよ。お願いだからダメだなんて言わないで!!」 直人が少し落ち着きを取り戻す。 ゆか「……もう平気よ。大丈夫だからね」 直人「……ゆか……」 ようやく安静になった直人を優しく見つめるゆか。 直人に向かってゆっくりと顔を近づけ、そして── 直人が目を覚ました。 直人「……ゆか?」 ゆか「えっ……」 直人「なんだか、俺…… 今……」 自分の唇をぬぐい、体を起こす直人。 ゆか「……怖い夢を見たのね」 直人「ああ。でも……」 ゆか「大丈夫。なんでもないのよ」 直人「……なぁ、ゆか……」 ゆか「ん?」 直人がゆかの目をはっきりと見つめながら言う。 直人「俺、もう勝てないかもしれない」 ゆか「……何言ってるの!? いつからそんな弱気になったの!? 私たち、今までだってピンチを乗り越えて戦ってきたじゃない!!」 直人「わかってるよ。だけど……」 ゆか「思い出してみて、今までのことを。今まで私たちがやってきたことを!」 回想── カーンデジファーと武史にパサルートを封鎖され、立ち往生するグリッドマンを助けるべく、ゆかがバリア破壊プログラムを開発したこと(第2話)。 サポートロボ・ゴッドゼノンの初陣(第12話)。 一度のみの登場となったアシストウェポン・ドラゴニックキャノン(第18話)。 アシストウェポン・ゴッドタンクによるグリッドマンの援護(第16話)。 ダイナファイターとキングジェットの合体光線で、透明怪獣メカステルガンの透明化を破った瞬間(第20話)。 ゆか「自信を取り戻して。落ち込んだ直人なんて、私、見たくない」 直人「わかったよ…… 俺、やるよ、もう一度!」 一平がスープを持って降りてくる。 一平「ゆか、表が大変だぜ…… あれ? 直人、起きてていいのか」 直人「ああ。少し寝て元気が出たよ」 一平「そうか、よかった。ま、せっかく作ったんだ。俺の特製スープでも飲めよ。ニンニクたっぷり入れといたからな」 直人「サンキュー」 ゆか「一平、大変って表はどうなってるの?」 一平「工場からの煙でえらい騒ぎさ。これ見てみろよ」 一平がジャンクのテレビスイッチを入れる。 アナウンサー「──とにかく、有毒ガスの煙は関東一円に広がり、政府は先ほど、非常事態宣言を行いました。この黒煙は、今日中に日本全国に広がるものと思われます」 一平「もう、とにかくそこらじゅう真っ黒なんだ」 アナウンサー「──現象は、コンピューターワールドに現れた怪獣の影響だと断定されました」 眉根を寄せる直人。 グリッドマンがベノラに苦しめられる映像がテレビに映る。 アナウンサー「コンピューターワールドに現れた怪獣の話題は、これまで噂として世間に広まっておりましたが、その存在が認められたのは今回が初めてです。また、これまで怪獣と戦ってきた『グリッドマン』というヒーローの存在も認められましたが、そのグリッドマンが倒されたことにより、今回の事態がさらに悪化したものと思われます」 その時、突然ノイズとともに映像が切り替わり、デッドプロジェクターに投影されたカーンデジファーの姿が大写しになった。 カーンデジファー「ハハハハハハハハハハ…… 愚かな人間どもよ、よーく聞け。我が名は、カーンデジファー! 貴様たちの運命は、このカーンデジファー様にかかっているのだ」 直人「くそぉ……」 カーンデジファー「もはやグリッドマンは存在しない。貴様たちの味方をしてくれるヒーローなど、どこにもいないのだ。さぁ、人類は今から、このカーンデジファー様の下僕(しもべ)となり、いかなる時も、俺様の命令通りに行動するのだ。フハハハハハハ……!!」 一平「ちくしょう!! 言いたいこと言いやがって!!」 おもむろに直人が立ち上がる。 直人「俺、もう一度行くよ」 ゆか「直人……」 一平「行くったって、また同じ目に遭うぞ! ……あっ、そうだ、防毒マスクだ! 直人、待て。グリッドマンに防毒マスクみたいな鎧を作ろう」 ゆか「防毒マスクみたいな鎧?」 一平「ああ。サンダーグリッドマンの時みたいに、ダイナドラゴンを鎧にすることができるかもしれない」 一平がダイナドラゴンのCGデータを開き、検証を開始する。 直人「……一平、鎧は出来上がり次第送ってくれ」 一平「えっ!?」 ゆか「直人、できるまで待った方がいいわ! じゃないと毒ガスが……」 直人「毒ガスなんて構うもんか! さっき弱気になるなって言ったろ? これ以上カーンデジファーの思い通りにさせるわけにはいかない。早くあの怪獣を倒さないと、俺たち…… いや、人類が滅ぼされてしまうかもしれないじゃないか」 グリッドマン「直人、私も覚悟はできている!」 うなずく直人。 ゆか「……直人、今度こそきっと勝てる! 私がついてるわ」 一平「お前の気持ちはわかった。できるだけ早く、鎧を送るよ」 直人「ああ。頼んだぞ」 直人がジャンクの前に立ち、アクセプターを構える。 直人「……行くぞ! アクセス・フラッシュ!!」 直人がグリッドマンと合体してコンピューターワールドへ向かう。 グリッドマンとベノラの再戦が開始された。 カーンデジファー「何、グリッドマンがよみがえっただと? バカめ。また同じ苦しみを味わいに、わざわざ舞い戻ってくるとは…… 武史! 再び奴に毒ガス攻撃を浴びせるのだ。今度こそ、奴の命を断ち切ってしまえ!!」 武史「はい、カーンデジファー様」 毒ガスを放たせないように果敢に攻め続けるグリッドマン。 ゆか「その調子よ! 連続技で相手に毒ガス攻撃をさせる隙を与えないで! ……一平、考えはまとまった?」 一平「ダメだ。ダイナドラゴンじゃ難しすぎる」 ゆか「もう、弱気にならないで! 直人やグリッドマンがどうなってもいいの?」 一平「わかってるさ! でも複雑すぎて、頭がこんがらがる……」 ゆか「だったらもっとシンプルに考えてみれば?」 一平「……そうだ。こいつを分離して……」 一平はダイナドラゴンをダイナファイターとキングジェットに分離させ、キングジェットのCGデータのみを拡大表示。 一平「……そうか、わかったぞ!」 グリッドマンはベノラの肩に飛び乗って毒ガス攻撃の死角となる後頭部を攻めるが、振り落とされてしまう。 それでもマウントをとってパンチの連打を浴びせるが、至近距離から火炎弾を吐かれて劣勢に陥る。 カーンデジファー「今だ! ベノラよ、毒ガス攻撃の再開だ」 起き上がったベノラが両肩から毒ガスを噴射。グリッドマンはまたも悪夢に引き込まれる。 再生シノビラーの鎖鎌(第15話)。 裂刀怪獣メカバギラの尻尾攻撃(第18話)。 結晶怪獣メカギラルスの鋼鉄の爪(第14話)。 電気怪獣ジェネレドンのエネルギー吸収(第13話)。 ベノラの毒ガス攻撃によって、グリッドマンの中枢神経がマヒし始めた。かつて戦った怪獣たちの怨念とも言える映像がよみがえり、グリッドマンを苦しめているのだ。 ベノラがとどめの火炎弾を撃ち込んでいく。 武史「ふん、無様な奴め。意味のない悪あがきをするからこんな目に遭うんだ」 カーンデジファー「武史。デッドプロジェクターを使って、人間どもにグリッドマンの無様な姿を見せつけてやるがいい」 劣勢に陥るグリッドマンの姿が現実世界に投影される。 アナウンサー「皆さん、グリッドマンが生きてました! あれがコンピューターワールドを守るために活躍を続けていた、グリッドマンです! 頑張って、グリッドマン!!」 直人の家族とカナが、手に汗を握りながら中継を見つめる。 宗一郎「どうしたんだ、グリッドマン!!」 道子「あーっ、やられちゃう!」 大地「頑張れ、グリッドマン!!」 カナ「しっかりっ!!」 地下室にはすでにジャンクの警報音が鳴り響いている。 ゆか「一平、まだできないの!? このままじゃグリッドマンが本当に死んじゃうわ!!」 一平「わかってるって!! くそっ、あとちょっと……」 ゆか「急いで!!」 グリッドマンの新たな「鎧」のデザインは、すでに8割ほど組み上がっていた。 しかし、当のグリッドマンは毒ガスと火炎弾を交互に浴び続け、初戦時と同じように力なく倒れ伏してしまった。 宗一郎「いかん! やられっぱなしだ!」 大地「グリッドマン、死なないで!」 「鎧」のCGデータに色が付けられていく。 一平「やった…… できたぞ!!」 ゆか「キングジェットが鎧になるのね」 一平「ああ、それがグリッドマンを守る! 名付けて『キンググリッドマン』だ!!」 ゆか「グリッドマン、待ってて。ダイナドラゴン、出撃!!」 パサルートが開き、実体を得たダイナドラゴンが発進する。 渾身の力を込めて立ち上がるグリッドマン。 ダイナドラゴンの四肢が分離し、肩、腕、脚を覆うアーマーになる。 大きくジャンプし、空中で静止したグリッドマンにアーマーが装着されていく。 そしてダイナファイターにあたるパーツが取り払われ、残った部分がグリッドマンの上半身と顔を覆う。 キンググリッドマン「合体竜帝・キンググリッドマン!!」 ついに、新たなスーパーヒーローが誕生した! ゆか「やったわ!!」 一平「成功だ!!」 武史「あれはいったいなんだ!?」 カナ「キンググリッドマンだって!」 大地「頑張れ、キンググリッドマン! そんな怪獣のしちまえ!」 カーンデジファー「何をしている! ベノラよ、毒ガスで奴を吹き飛ばしてしまえ!!」 キンググリッドマンはベノラの毒ガス攻撃をものともしない。 一平「ざまあみろ! あんなガス、屁みたいなもんだぜ!」 そのままベノラの毒ガス噴射孔をパンチで粉砕。 連続パンチをベノラの顔面に喰らわせていく。 ゆか「キンググリッドマン、怪獣を倒して世界を救って!」 ベノラは火炎弾でキンググリッドマンを攻撃するが、キンググリッドマンは仁王立ちしたまま微動だにしない。 キンググリッドマン「キンググリッドランチャー!!」 キンググリッドマンの両腕にあるペネトレーター砲から放たれた光線がベノラに炸裂。 キンググリッドマン「キンググリッド…… ビ──ム!!」 そして、とどめの必殺光線がベノラを完全に消滅させた。 一平「ヤッホー、勝ったぞ!」 ゆか「ついに勝ったのね、私たち!」 一平「おう。キンググリッドマンのおかげだぜ」 ゆか「それと…… 直人の……」 一方、カーンデジファーと武史は怒りと悔しさに打ち震えている。 武史「くそっ…… ベノラが倒されるとは……!」 カーンデジファー「またしても奴に勝利を奪われた。しかし覚えておれ! いつか必ず、この仕返しをしてやるぞ」 破壊されたコンピューターワールドと汚染された現実世界は、キンググリッドマンの修復光線「フィクサービーム」で元に戻された。 カナ「やった~、グリッドマンが勝った!」 宗一郎「いや~、しかし、かっこいいなぁ!」 道子「本当、惚れ惚れしちゃうわ」 大地「あっ、空が晴れていくよ!」 宗一郎「あっ! いや~、よかったなぁ。これでゆっくり風呂に入れるな」 直人たちは再び展望台から町を見下ろしていた。 一平「いやー、今度こそはグリッドマンも終わりかと思ったぜ」 ゆか「本当、危なかったわ」 直人「実は俺ももうダメかと思ったんだ」 一平「だろうなぁ」 直人「でも、あの時声が聞こえたんだ」 一平「なんて?」 直人「『私がついてるから頑張って』って」 一平「……誰の声だよ?」 直人「へへん」 一平「……ゆか? お前、あの時……!!」 ゆか「きっと空耳よ」 一平「ちっきしょ~、なんでゆかは直人ばっかり……」 ゆか「だから、空耳だって言ってるでしょ?」 一平「俺がスープ作ってる間になんかあったんじゃないか?」 ゆか「なんにもないわよ! 私は介抱してただけ。何かあったとしたら、それはグリッドマンと…… ね、直人!」 ゆかが展望台の階段を下りていく。 直人「あ、ああ」 一平「な~んか怪しいな…… おい、正直に話せよ?」 直人「なんにもないって! 俺、覚えてないもん」 一平「ほんとか!?」 直人「ほんとだってば! あっ、それよか行こうぜ!」 直人と一平もゆかを追って地上に下りていく。 こうして、グリッドマン最大の危機は去った。しかし、本当の戦いは、まだ始まったばかりかもしれない。この青い空と、人類の平和を守るために、戦え直人!戦え、グリッドマン!! つづく